地球温暖化(自然)

毎年だんだんと真夏日が増えて、なかなか秋の訪れも遅く、半袖を着る期間が長くなったように思います。私達人間の気づかない所で、動物や植物も地球温暖化の影響を受け始めているように思います

稲の植え付けもだんだんと早くなっています。海水温も上がって今まで捕れていた魚が捕れなくなっているそうです。北へ漁場が移っているようです。 いつの日か、近いうちに、日本は温帯から熱帯に変わっているかも知れません。そうなると、今まで日本に無かった病原菌も繁殖し始めて、環境が想像を超えて変化してくるのです。今からでも、世界の国がそろって地球温暖化防止の対策を立てて実行しなくては、取り返しのつかないことになりそうです。

戦争・内戦によって、爆弾を破裂させているようでは、地球温暖化防止楽天 の対策はほど遠いように感じ、とても残念なことです。人類の将来のために、今生きている我々が少し我慢して、快適な地球を残してあげたいと思います。

2010年、瀬戸内海の海の幸、猛暑で異変

今夏の記録的な猛暑で瀬戸内海の海水温が上昇し、冷水性の魚(カレイ、メバル、イカ、タコ類など)の漁獲量が減少する影響が出ているそうです。また、これらの魚の産卵数も減り、来年以降の漁獲高にも影響が出そうです。

岡山県は、1974年から瀬戸内市牛窓沖約700mで海水温を調査しています。2010年4~5月は、連日平年を1度ほど下回っていました。が、8~9月は、平年を3度近く上回り、9月4日には観測史上最高の29.7度を記録しました。

冷水性の魚は減りましたが、暖海性の魚(ガザミ、エビ類、ハモ、キジハタ、マダイ)などは多く捕れました。また、死んだカレイばかり捕れることもあったそうです。

ノリの養殖場の網張りの作業も約2週間遅れているようです。11月の下旬の収穫までにノリが成長するか心配されています。

過去には、9~11月の平均海水温が25.5度と観測史上最高だった2007年に、カレイの漁獲量が前年より20%減り、2008年も戻りませんでした。

東京湾の赤潮(シャットネラ)

2008年末から東京湾で赤潮が発生し、養殖のカンパチ、ハマチなどが全滅したというニュースが流れました。赤潮発生には、海水の温度上昇という条件があります。そして、冬の寒い時期の赤潮発生の原因は一体何なのでしょうか。

私個人的には、地震との関連がなければいいのになと、思っています。とりあえず、海水の温度上昇ということで、地球温暖化(自然)のところへ分類しましたが、違うかもしれません。

テレビニュースで「シャットネラ」という聞き慣れない言葉を言っていました。

何でも東京湾にシャットネラという植物性プランクトンが大量発生し、赤潮ができて養殖ハマチが全滅したと言っていました。

2008年末から、三浦、三崎、千葉、富浦などの東京湾中心に赤潮が発生したそうです。テレビでは、「シャットネラ」は、夏場に発生する毒性の強いプランクトンと言っていました。が、よく調べてみると魚が死ぬのは、シャットネラの大量発生によって魚のエラにシャットネラが詰まり、呼吸ができなくなって窒息死するようです。

シャットネラの大量発生の原因としては、

1.川などから流れてきた窒素などの栄養素が増えたため。

2.猛暑での水温の上昇。

このような条件が揃ったら、植物性プランクトン・シャットネラは異常発生するようです。

以前に発生した「シャットネラ」の情報

2007年8月中旬には、有明海で赤潮が発生しました。黄土色に濁った帯状の海域が現れたそうです。ここでは、諫早湾の大干拓との関連も調べられているようです。

2004年夏には、瀬戸内海各地で初めてシャットネラの被害が確認されたそうです。それ以前にも瀬戸内海ではシャットネラの赤潮が見られているようでした。

今回の東京湾の赤潮は、冬の時期でもあり、何とも不気味な感じがぬぐえませんね。 藤田紘一郎博士が前に言われていたことを思い出しました。 コレラ菌が日本海全域に生き残っていて、海水が上昇するとどこかで目をさますということを。そうすると、生の魚介類は口にできません。魚介類はよく焼いてたべなければなりません。

そして、一旦コレラが発生すると感染防止が大変です。アジア型コレラだと死亡率20%と言われていました。

お刺身、にぎり寿司が大好きですが、どうすればいいの?今の内に食べておくかな。 今年の夏場からは、魚介類には十分用心した方がいいなと思い始めています。2009年1.15

地球温暖化とエネルギー問題

2008年5月17日、読売新聞の記事、「東京大学名誉教授 安井至先生」の話から。

1800年ぐらいから地球の温度は上昇し続けている。

1950年頃までは自然のゆらぎ、それ以降は人為的な上昇とみられる。

100年で2度上がっている。

日本で怖いのは雨の増加、瞬間的な大雨は既に出始めている。

温暖化と化石燃料の問題は表裏一体だ。今の文明は化石燃料文明で、その残量は半分まできた。

人間はこの200年間で、生活を便利、快適、自動化して時間を買ったともいえる。

今や日本人1人当たり鉄を10㌧背負い、二酸化炭素を年間10㌧排出している換算。

北海道洞爺湖サミットでは、日本は「セクター別アプローチ」(二酸化炭素排出問題でエネルギー効率などを産業分野別に割り出して削減量を積み上げる)を提案していくが、これを推進しないと地球は破滅の道を歩むことに。前進することを期待したい。

量と大型化の文明から質と価値の文明になれば、自分なりの多様な楽しみを見つけ、追求していける時代になるだろう。そのためにも科学的な知識が必要だし、歴史も重要になる。子ども達には、バランスのよい知識を身につけて、楽しい未来を描き、次の時代に伝えてほしい。

北極海の氷、今夏最小に

2008年5月11日の読売新聞の記事では、2007年9月に観測史上最小を記録した北極海を覆う氷の面積が、今夏さらに縮小する可能性の高いことが宇宙航空研究開発機構がおこなった衛星の画像分析で明らかに。

北極海の氷は、冬と夏で周期的に増減を繰り返しながら、地球温暖化の影響で年々減少すると考えられている。この冬は例年並の広さに回復したことが衛星観測で確認された。

過去6年間の4月20日の画像を比べると、多年氷を示す濃い水色の領域が2005年以降徐々に減り、2008年は2005年の半分近くになった。特に北極点付近では、多年氷が消えてしまった。

氷は薄くなるほど気温や水温の影響を受けて解けやすいことから、宇宙機構は「今夏の記録更新が強まった」としている。

地球温暖化防止の取り組みを、世界の国々がそろって取り組むことが必要だと強く思う。

日本では、そろそろ個人レベルまで浸透してきつつあり、何か地球のためになることをしようとする人が多くなってきている。

「もったいない精神」で、エネルギー消費を少なくすることもいいと思う。

私はガソリンが高くなったこともあり、なるべく近回りは自転車で用事をすることにしている。

食べ残しを少なくすることもいいと思う。しかし、自分が食べていてはメタボになってかえって医療費がかかるので要注意だ。 

北極に住むイッカク、地球温暖化で危機

北極に生息する哺乳類の中で、地球温暖化の被害を最も受けるのが、角を持つ小型の鯨「イッカク」であるとする調査結果を米国などの研究チームが発表。

イッカクは氷で99%閉ざされ海域で生活している、氷が解けると天敵のシャチが侵入してくる頻度が高くなるなど、気候変動への適応能力はホッキョクグマより低いことがわかった。

温暖化で絶滅が危惧される北極の動物の象徴としてホッキョクグマが話題に上っているが、他の生物も含めた環境全体を注視していくべきだ。と、研究チームは述べている。2008年4月27日 読売新聞から

温暖化とクマゼミ

大阪の長居公園では、今年10万匹のクマゼミが元気よく鳴いているようです。しかし、大群のクマゼミが鳴くと電車が近くを通っているほどの騒音ともなるようです。 大阪では、1980年頃からアブラゼミに代わってクマゼミが増えたそうです。

都市部では、ヒートアイランド現象で暑く、乾燥した空気がとりまいています。セミは、地中で5、6年過ごし、外に出たらわずかな日数で一生を終えます。アブラゼミは、幼虫の時に乾燥に弱いので、ヒートアイランドでは生きていけないのです。クマゼミは、カラカラの土地でも大丈夫だそうです。

大阪や東京では、過去50年間に年平均気温が、1.5度も上昇したという。そして、東京もアブラゼミからクマゼミへの交代が始まっていると言う。

わたしが、小学生の頃は、大きな体で透明の美しい羽を持ったクマゼミは、夏休みの昆虫採集のあこがれの的であった。しかし、このような異常発生は困るし、他のセミがいなくなるのことは、われわれ人間にも静かに静かに異変が起こっていることだと思う。まさに、このクマゼミの大合唱は地球からの警鐘だと思った方がよいと思う。

また、増えすぎたクマゼミが光ファイバーの線を枝と勘違いして、卵を産みつけるために断線し、インターネットができなくなるという故障があちこちで起きているようです。そのために、もっと太くて頑丈なケーブルを作り、交換しているそうです。このように大量発生は、思わぬところにも被害が出るものですね。 2007.8.24

温暖化で北上する生物

アフリカマイマイが九州本土で初めて確認されたそうだ。大きいのでは直径10cmにもなる巻貝で珍しいので、つい触りたくなるかもしれない。しかし、寄生虫がいる場合があり、この寄生虫が人間の血管に入ると脳で炎症を起こし、最悪の場合は死に至ることもあるという危険な生物である。

アフリカマイマイを見つけた人は、1.手を触れない2.保健所へ連絡する3.アフリカマイマイを他の地域へ持っていかない、という注意が必要だそうだ。

セアカゴケグモ(オーストラリア産)毒を持っており、咬まれると痛み、発汗、発熱の症状が出る。死に至ることは少ない。メスは約1cmで黒い身体に背中に赤い菱形の模様が2個縦に繋がっている。オスは約5mmで褐色に淡色の斑紋がある。1995年大阪高石市、神戸市港湾部等で見つかっている。関東でも見つかっているので相当広い範囲に広がっているようだ。

ヒロヘリアオイラガ(東南アジア産)ヒロヘリアオイラガの幼虫は皮膚炎を起こす。西日本に多く見られたが今では関東にまでみられる。幼虫は、バラやサクラ、カエデ、カキなどの葉についている。幼虫のとげに触れると、激しい痛みが走り皮膚が赤くなる。

ヒトスジシマカ(東南アジア産)が山形県新庄市で見られるようになったそうだ。年々北上を続けているようだ。年間平均気温が11度以上あれば生息できるという。デンク熱をおこすことがあり警戒されている。

温暖化による異常気象など

  1. 2008年5月1日、北海道で気温30度を記録
  2. 2008年7月28日、金沢豪雨、200年に一度の驚くべき豪雨
  3. 1999年7月21日、都市型ゲリラ豪雨、練馬豪雨と呼ばれ、1時間に131㎜も降った。都市のヒートアイランドで上昇気流が起き、直径10kmに及ぶ積乱雲ができた。
  4. 姫路城では、ムクドリの異常繁殖、赤穂城では、外来種のオオアカウキクサの繁茂により、お堀が赤く見える。
  5. 屋久島では、ヤクシカが急増、また、アカウミガメの産卵地で有名だが、卵が羽化する時に気温が29.7度より上であればメス、下であればオスになるので、今では、2/3がメスになっているという。30年後に屋久島に帰って産卵するのであるが、オスが少なくなるとどんな影響を及ぼすのか心配である。
  6. 日南市では、オキナワキノボリトカゲ、島根県では、ミナミアオカメムシ、熊本県では、ソメワケダワラガイが見られると言う。

倉敷水島港で、セアカゴケグモ確認

岡山県は、倉敷の水島港(玉島地区)で、外来種のセアカゴケグモとみられるクモを、県内で初めて確認したと発表した。

「おとなしい性格だが毒がある。絶対に素手で捕まえないで」と注意を呼びかけている。

岡山県水島港湾事務所の職員が、荷さばき用区域で4月24日に2匹、25日に3匹見つけた。いづれも、関係者以外は立ち入り禁止の場所。水島港の県管理部分でさらに探したが他には見つからず。

岡山港、宇野港、東備港なででもいなかった。

かむのはメス、体長は10~15ミリ、黒や濃い褐色で、背に赤い帯状の模様がある。大阪府など約10府県で確認されている。2008年4月 

キキョウの花
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更新日:2020/03/15