クラウド・コンピューティング
最近、テレビやCM、新聞などでクラウド・コンピューティングと言う言葉をよく聞くようになりました。空に浮かぶ雲に例えて、目に見えない大きな働きをするクラウド・コンピューティングという物が各自のパソコンに繋がり、とても便利になるそうです。詳しく学んで利用するかどうか検討したいものです。
クラウド・コンピューティング
クラウド・コンピューティングとは、特にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態で、ユーザーはコンピュータ処理をネットワーク経由で、サービスとして利用します。様々な情報を蓄えるサーバーを雲に例え、雲に置かれたソフトを使って文書を作り、その文書も雲の中に保存します。
クラウドサービスの利点は
- 自分のパソコンにソフトがなくても利用できます。
- ネット回線さえあれば、どこのパソコンからでも、携帯電話やスマートフォンからでも利用できます。
- 高度な情報処理が必要な作業でも雲かやってくれるので、高性能なパソコンを持っているのと変わらなくなります。
クラウドサービスでできること
- 作成文書を仲間で共有
- PTAや町内会、趣味の会などで、文書の校正や手直しが必要な時に、仲間うちで文書を共有し各自が、ネット上で同じ文書を手直しできます。
- あらゆる情報の保存
- いろんな情報やメモがどこにあるのかわからなくなりますが、日本でも利用者が増えている「エバーノート」が便利だそうです。文書、写真、フェブサイトの情報をまとめて放り込んでおけるバインダーのような物だそうです。無料の専用ソフトを使い、その情報は、キーワード検索ができ便利だそうです。
- 迷惑メール対策
- 個人向けクラウドの定番がグーグルの「Gメール」で、ネット閲覧ソフトを使い、メールを送受信する無料のフェブメールです。迷惑メールを除外する機能がすぐれていて、受信したメールの中から、迷惑メールを自動で取り除いてくれます。パソコン楽天 にメールがたまって動作が重いという悩みもなくなります。
エバーノートとは
エバーノートは、日々感じたこと、関心を持ったことを全て記憶してくれる「外部の脳」のようなものと言われます。
作ってみたい料理、行ってみたい旅行先の情報をエバーノートにいれておきます。そして、その時が来たら、情報を取り出して料理を作ったり、旅行の企画を立てたりと活用するのです。
日本人は、米国についで世界で2番目にエバーノートの利用が多いそうです。日記や家計簿などをよく記録する国民性に合っているようです。
クラウドは、他人と情報を共有することに主眼を置いた物が多いそうですが、エバーノートは自分のため、他人に見られない安心感も受けている理由のようです。
個人向けクラウドサービス
- Gメール(グーグル)
- 普段つかっているメールアドレスでメールを送受信できます。7ギガバイト程度まで無料でメールを保存可能です。
- Picasa ウェブアルバム(グーグル)
- ネット上に写真を保存、無料の専用ソフトを使って、パソコンから写真をアップロードします。子どもの写真などを親戚に見せるのに便利です。
- ドロップボックス
- パソコンに入っている文書やデータのコピーをネット上に自動的に保管するサービスです。パソコンが壊れた時、データが失われません。無料で2ギガバイトまで使えます。
クラウドの問題点
会社などでクラウドサービスを使っていると、同業他社との差別化が困難となり、突然の変更には対応できない(サービス提供業者に拒否される)リスクがあるそうです。
また、クラウドはその破壊や政治的利用など存在自体が極めて大きな危険性を持つと言われます。ITの発達は、最も重要な人権の一つのプライバシーの面からも、クラウドにどこまでの支配を許せるのか、難しい問題とされています。