珠屋・たまや(淡水パール)
「くすりのラブ」の招待旅行に当たり、「道後温泉としまなみ海道癒しの旅」へ行ってきました。一番に立ち寄ったのが、総社市に2009年5月9日にオープンしたばっかりの珠屋(淡水パール楽天 を展示・販売している)でした。 珠屋の本社(信栄真珠)は山梨県の河口湖の近くにあるようで、西日本では総社市が初めてのオープンだそうです。 |
淡水パール
珠屋(信栄真珠)へは、バスの団体しか入れないシステムになっています。新社屋なのでピカピカでした。1階のフロアーには、バスタブのような大きな容器に淡水真珠がいっぱい入れてありびっくりしました。
ピンク、ホワイト、グレーなどの大小の淡水真珠がいっぱいです。これは宝石として使えない、不揃いのものです。化粧品やシャンプーなどに加工されるようです。
2階へ上がって、淡水パールの説明がありました。小さなシアタールームといった感じでした。今までに見たことのない色のグラデーションのネックレスが出されました。そして、2人がモデルとなって左のネックレスを着けてみました。
左側のネックレスは、鴇色(ときいろ)でピンクからオレンジの間のような色でした。右側のネックレスは、紫色でラベンダーカラー、高貴な色として人気があり冠婚葬祭両用に使えるとかの説明がありました。
右の写真のヒレイケチョウ貝は、正に淡水真珠を作ってくれる貝です。
アコヤ真珠と淡水パールの違い
アコヤ真珠は、アコヤ貝から作られ、7~8㎜の真珠が取れます。
白蝶貝からは、20㎜の大玉真珠が取れます。
黒蝶貝からは、黒真珠が取れます。
淡水パールは、上の写真にあるヒレイケチョウ貝から取れます。
もう一つの大きな違いは、珠屋パールは、無核真珠で8㎜玉になるのに7年~8年かかるようです。核を使わないから100%真珠と言えます。真珠(淡水パール)を輪切りにすると年輪になっています。
アコヤ真珠は有核真珠で、核のまわりに真珠層があります。核がある分だけ真珠層が薄いということになります。
淡水パールは、核がないだけにまんまるい玉ができにくくなります。10万個に1個でまんまるい玉ができるようです。ネックレスには、50~60個使うので、この部屋いっぱいの淡水パールの中から1本のネックレスができるだけという説明でした。
淡水パールの手入れ法
真珠は、汗と水を嫌います。色が変わり、テリがなくなるからです。その点、淡水真珠はもともと水の中からうまれたものだから、水洗いができます。
大きなグラスに水をくんで、その中で揺り洗いして、柔らかい布で拭きます。そして、ドライヤーの冷風をかけて乾かします。傷がつかないように優しく丁寧にしてください。
アコヤ真珠の手入れ法
- 真珠は表面が硬くなく傷つきやすいので、固い物との接触を避けるようにしてください。
- 真珠は洗剤、水、酢、揮発性化粧液などに弱いので避けるようにしてください。
- 真珠の指輪は、調理の際には必ずはずしてください。
- 真珠は光に弱いので、ケースに入れたり、蛍光灯の証明なども避けたりしてください。乾燥、湿気の激しい場所は避けてください。
- 真珠の使用後はなるべく柔らかい布やめがねふきなどで拭いてください。汗や化粧品がつくとテリ(光沢)が鈍くなります。
- 夏の汗に触れたときは、水道水でさっと洗い流し、柔らかい布で水分を優しくしっかりと拭き取ります。そして、自然乾燥してください。また、水でぬらした布を固く絞り優しく拭いた後、乾いた布で優しく拭いてしまってください。
珠屋の淡水パール
映像を見ると、珠屋の淡水パールは、中国浙江省の山下湖で養殖後、広州で16万通りの選別をしているとか。珠屋は、山梨県の信栄真珠という会社です。社長は井出誠で「珠屋パールは、丸くて、傷がなく、色の加工をしていない、核のない本物の真珠だから価値がある」と言っています。
説明が終わり、展示場に案内されました。10万、20万、30万、40万円台のネックレスが目につきました。この場の撮影はできないので写真はありません。
スピードスケートの岡崎朋美選手が結婚式に使用したドレスやティアラも飾ってありましたが、とても美しかったです。
真珠が3つ縦に並んだ(ベンダントトップのイメージ)ネックレスを「トリニティ」、三位一体、家族の絆の象徴として作られていました。肌になじむように肌に着くところが平面のボタン珠が使われています。
また、貝を使ったジュエリー、「シェリー」という指輪もありました。
1階の売店には、普段私たちのイメージする淡水パールがありました。小粒で楕円で、少々不揃いな形です。 私が数年前に中国旅行をした際にも、淡水パールをたくさん見ましたが、この様な品が多かったです。 |
アコヤ真珠か、淡水パールか、好き嫌いは人それぞれです。ただし、ウン十万というお高い買い物になる場合は、慎重に検討されるようにおすすめします。2009.5