倉吉

倉吉楽天 (くらよし)は鳥取県の中央部に位置し、周りを温泉地に囲まれた緑豊かな町です。歴史は古く南北朝時代には、町の南にある打吹山(うつぶきやま)に城が築かれ、城下町、陣屋町として発展したそうです。当時の面影を玉川沿いの白壁土蔵群、商家の町並みに見ることができます。

玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群は、江戸・明治期に建てられたものが多く、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

倉吉では、川のせせらぎの中に鯉を見てのんびりとしたり、いくつもの時代を超えてきた建物のかもしだす懐かしさを味わったり、倉吉絣や郷土玩具、はこた人形に出会ったりと心身ともに癒される町でした。

倉吉の「赤瓦」、9つの蔵巡りの中の4つ

これが、「赤瓦一号館」です。
大正時代の醤油蔵を改装して一階は地元の特産品のお土産売り場、二階はこだわりのお店が並んでいます。因州和紙を使った絵手紙体験もできます。
営業時間:9時~17時(無休) tel 0858-23-6666
これは、「赤瓦三号館」です。造り酒屋の蔵を改装して一階は歴代の天皇に献上している竹細工の創作工房、中野竹藝があります。二階は、元帥酒造の資料館でお店の歴史、地酒の紹介がされています。
営業時間:9時~17時(無休) tel 0858-23-7500
これは、「赤瓦五号館」で、「久楽」というコーヒーの店です。石臼で挽く特製珈琲を小豆餡の甘みでいただく「石臼珈琲」が評判だそうです。
一階は雑貨屋、二階は喫茶店。営業時間:9時~17時30分(無休) tel 0858-23-1130
上の写真の五号館の右側、方角でいうと南側に玉川があり、右手の白壁に杉の焼き板の蔵が「赤瓦六号館」(桑田醤油醸造場)の裏手になります。その奥が「赤瓦二号館」(郷土人形のはこた人形と桐下駄の工房)です。
これは、「赤瓦十号館」で「倉吉観光案内所」となっています。ここでは、レンタサイクル、荷物預かり、傘、車いすの貸し出しなどが行われています。
開館時間:8時30分~17時(無休)
tel 0858-22-1200
左上の建物は、「倉吉ふるさと工芸館」です。
倉吉絣の展示販売が行われています。ちょうど機織りをされていましたが、バスの時間がせまっていたので、作品だけ見せてもらいました。
倉吉の郷土玩具、はこた人形は江戸時代から伝わり子どもの無病息災を願って贈られたものです。
開館時間:9時~17時(水曜休館)
tel 0858-23-2255

倉吉の白壁土蔵群・赤瓦

「赤瓦」とは、白い漆喰に黒の焼き杉、屋根には赤い石州瓦の古い蔵を改装して作られた施設のことです。代表的なものとして9つがあげられています。

赤瓦一号館 醤油の仕込み蔵を改装、お土産、因州和紙
赤瓦二号館 郷土人形のはこた人形と桐下駄の工房
赤瓦三号館 造り酒屋の蔵を改装、竹細工の創作工房、中野竹藝
赤瓦五号館 「久楽」というコーヒーの店、一階は雑貨屋、二階は喫茶店。
赤瓦六号館 桑田醤油醸造場、しょうゆアイスクリームや飴
赤瓦七号館 元帥酒造本店、大吟醸酒「八賢士」
赤瓦八号館 倉吉ふるさと物産館、一階は地元工芸品、二階は手打ちそば
赤瓦十号館 観光案内所とカフェを併設、レンタサイクル、荷物預かり、傘、車いすの貸し出しなど
赤瓦十一号館 陶芸館、陶芸体験ができます。料金1500円(送料着払い)、体験のみは500円

倉吉の大岳院と「南総里見八賢士」

大岳院は、滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝」のモデルとなった、千葉館山の城主里見家のゆかりの寺です。大岳院は、倉吉観光案内所から東北東へ歩いて約5~7分で行けます。

右下のお墓が、里見忠義と8人の家臣の墓です。里見家最後の当主里見忠義は、権力闘争に巻き込まれる形で倉吉へ転封され、関金の地で29歳の若さでこの世を去りました。遺言により里見家と親交のあった大岳院境内に、忠義と殉死した8人の家臣の墓が残っています。

また、里見氏ゆかりの「古三彩皿鉢」を所有しています。(鳥取県保護文化財)

倉吉名誉市民、第53代横綱「琴櫻」・故佐渡ヶ嶽親方

第53代横綱「琴櫻」・故佐渡ヶ嶽親方は、倉吉出身です。現役時代は猛牛と呼ばれました。故郷を愛し、春の恒例の「桜ずもう」のイベントには佐渡ヶ嶽部屋の力士ととにも参加していました。こどもたちにも大人気の名誉市民だそうです。 

打吹山・打吹公園

左の写真は、天女伝説を絵に表したものです。向こうの山が打吹山です。右の写真の場所は、打吹山と手前には白壁土蔵の赤瓦が見えます。映画「男はつらいよ」のロケーションにも使われた絶景です。

打吹山は、原生林に覆われた自然の宝庫です。展望台からは市街地や遠く大山も見えます。山頂には、伯耆(ほうき)国守護の山名師義が築いた城跡があります。

麓の打吹公園は、明治37年、大正天皇が行啓の折りに開園、飛龍閣は宿泊所として建設されました。今では、山陰一の桜(4000本)の名所として知られています。つつじや椿も多く、動物舎、博物館、喫茶店もあって四季を通じて癒しの場所となっているようです。

倉吉の白いたいやき。米澤たいやき店

倉吉でたいやきと言えば、しっぽまで入ったほどよい甘さのあんこ、白い衣で包まれた、白いたいやきの米澤の鯛焼きです。店の前には、大きな鯛を両手に抱えたエビス顔の恵比寿さまが祀ってありました。この顔でお客さんを呼ぶと、商売繁盛間違いなしですね。

福の神にあえる街、倉吉

  倉吉在住の3人の仏師の協力を得て街中に並べられた木彫りの福の神たちです。
 白壁土蔵群の火災から元帥酒造の店を火災から守った福禄寿、子宝を授かったという福狸、高校球児を優勝に導いた七福神などの話もあります。

倉吉で見かけたもの

この白いうさぎ、因幡の白うさぎの物語を思いださせてくれました。また、レトロな赤いポストがありました。私が小・中・高校生ぐらいまでは、このポストが私の故郷にもあったような気がします。温かみを感じるポストですね。

倉吉のマンホールは、花の絵が刻まれていました。何の花なのでしょうか。鯉が川の中で気持ちよさそうに泳いでいました。倉吉の町並みを紹介した掲示板がありました。下の緑の部分が打吹山という天女伝説の残る山です。中央の茶色に見える場所が、赤瓦の白壁土蔵群が点在する場所です。打吹流しびなのかわいい女の子の像もありました。2009.7.10 

キキョウの花
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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS

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更新日:2020/03/15