那智の滝・那智大社

那智の滝や熊野那智大社や青岸渡寺は、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」の中の一部分になります。初めて見る那智の滝は、今までに見たどの滝よりもスケールの大きな物でした。

那智の滝(なちのたき)

那智の滝は、「日本の滝100選」の一つです。こんな壮大な滝は選ばれて然りですし、神様と崇められるのも頷けました。心静かにこの滝を一日中見ていると何か悟れるかもしれませんね。そんな神々しい滝が、那智の滝でした。

落差133mで日本一の直瀑で、落ち口の幅は13m、滝壺の深さは10mもあります。昔はもっと滝壺が深かったそうですが、岩などが落下して浅くなったようです。

那智楽天 の滝は、和歌山県熊野の自然崇拝の神として祀られています。

バスから下りると小雨が降り始めました。集合時間もあるし、写真も撮らないといけないし、でゆっくりとできなかったのが残念でした。

でも、今回は水量が多く立派な滝の姿が見られて感謝しなければなりません。

この滝に下りるまでの道も歴史を感じさせる苔むした道でした。大きな木々に囲まれて凛とした空気にますます神聖さを感じました。

熊野那智大社

バスの駐車場からだいぶ登ってきて、やっと鳥居に着きました。屋根付きの立派な鳥居でした。ここをまっすぐに登ると熊野那智大社です。右手の方へ行くと青岸渡寺へ行けますが、熊野那智大社からも道が続いているのでそちらから行くことにしました。まずは、熊野那智大社へおまいりです。

石段は全部で4数十段もあるそうです。ここまでで少し息切れ、足の違和感も感じました。でも、まだまだ大丈夫です。熊野那智大社を見なければなりませんから。


あまりに景色が良かったので、熊野那智大社の写真を撮るのを忘れてしまいました。ガイドさんの話に夢中になっていたせいもあります。

熊野那智大社は、和歌山県那智勝浦町にあります。第一から第六の社殿がかたまって建っていて全てが国の重要文化財です。

この写真は熊野那智大社の境内から那智の滝を見た所です。三重塔の朱色、滝の白、桜の桃色、庭木の緑と山の緑で美しい絵になっています。

昔は那智の大滝の近くに社殿があったそうですが、317年に今の地に移されたようです。ふるくから那智の大滝を神様として崇めていました。熊野那智大社には、大国主命、伊弉冉尊をお祀りしてあります。また、那智の大滝は「別宮飛瀧大神」として祀られています。

熊野那智大社の大きい楠の木

那智大社の境内に立派な楠・くすのきがありました。ご神木で、平重盛お手植えだそうです。平重盛は、那智大社の造営に携わったようです。

樹齢700年を超えるというとおり、見る物を圧倒する大きさでした。幹の根元が空洞化し「胎内くぐり」が出来ますが有料です。木札に願い事を書いてくぐり出口でお札を納めます。

八咫烏(やたがらす)は、3本の足を持つカラスで神の使いの鳥と言われています。

日本神話の八咫烏(やたがらす)は、太陽の化身と考えられています。神武天皇を熊野から大和へ道案内したとされています。

青岸渡寺

青岸渡寺は、神仏習合のお寺で、西国三十三箇所霊場の一番札所でもあります。青岸渡寺は、織田信長によって焼き討ちにあい、豊臣秀吉によって再建されました。屋根の一番上の瓦の所に秀吉の家紋が入れられ金ピカに光っていました。

那智黒石(なちぐろいし)

那智黒石(なちぐろいし)は、三重県熊野市神川町で採れる粘板岩の一種です。硯石として使われ、小さい物は碁石、置物、装飾品に加工されています。

真っ黒で艶もあり、とても美しい石です。

那智黒石を参考にして、那智黒(なちぐろ)という飴が作られ、那智の滝や那智大社へお参りしたら、お土産は那智黒と決まっていましたね。飴大好きのおじいちゃんには、那智黒をお土産に買いました。

梅ソフトクリーム

那智大社へお参りし下りてくると、ちょうど売店があり、早速梅ソフトクリームを買って食べました。さっぱりとした梅味が、ちょっと汗ばんで疲れた体にぴったりでした。

抹茶味などもありましたが、和歌山へ来ているのだからやっぱり梅味でしょう。梅味を選んで良かったですよ。

お土産には、梅・梅加工品の他には海産物のかまぼこ、ちくわ、イカの一夜干し、ごぼう巻き(軟らかく煮たごぼうにエソの皮を巻きタレをつけて焼いた高級珍味)、なんば焼(殿様に献上するために作られたかまぼこの名産品)、紀州備長炭などがあります。

キキョウの花
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更新日:2018/06/07