いずもまがたま伝承館

「いずもまがたま伝承館」を訪れました。島根県松江市にあり、勾玉の歴史や原石、加工の様子、加工品の展示品が置いてありました。

出雲には、上質のめのうが採れることから、めのう細工が有名です。古くから島根では、めのう細工は「魔除け石」「幸せを呼ぶ石」と言われています。

巨大勾玉

「いずもまがたま伝承館」へ入ると、まずこの大きな勾玉楽天 が出迎えてくれて、度肝を抜かれます。触ってみると、つるつるでした。

勾玉という形は、太陽と月が重なった形で宇宙崇拝を表しているとか、胎児の形をしていて力があるとか言われます。

古事記の中にスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後に天照大神へ勾玉を献上し、これが三種の神器の一つになったと言われています。

勾玉の中でも特に深緑色は春の若葉の生命力を象徴していると言われています。古墳からは、ヒスイの勾玉が見つかったこともあるようです。

勾玉と弥生・後期の丹後の王妃

弥生時代の後期、京都北部の丹後の国に王国があったそうです。お墓からは、ガラスの勾玉を連ねた冠のような首飾りと耳飾りが出土したそうです。

緑色のガラス勾玉と青いガラス勾玉、薄青色の朝鮮半島系管玉を連ねて3連の頭飾りが作られています。耳飾りは小型のガラス勾玉と薄緑色の小さい管玉が使われています。

松江市の西川津遺跡では、約1800年前(弥生・後期)に作られたJ字形のガラス製の勾玉が発掘されました。

米子の博労町遺跡(古墳・前期)では2個が背中合わせになったX字形の勾玉が発掘されました。

勾玉と古墳時代・後期の豪族

この頃には、水晶の切り子玉が使われるようになりました。勾玉は徐々に「コ」の字形へと変わっていったそうです。特にめのうは発色処理が行われて濃い橙色になっています。この時期には石の玉はほとんどが出雲産であったようです。

大和朝廷には花仙山(松江市玉湯町)の青めのうのみが献上を許されたそうです。

花仙山は約1500万年前は火山で安山岩の溶岩が冷えて固まる時に割れ目が生じ、ケイ酸を含む熱水が入りその熱水が変化してめのうができたそうです。

珍しい貴石を首飾りにして、威厳を表したのでしょうか。名実共に立派でないと似合わないと思います。

出雲の首飾り

昔の貴族や王族達が着けていたであろう首飾りや耳飾りが作って展示してありました。権威の象徴として、きらびやかな首飾りや耳飾りが、一役を担ったことでしょう。

これは、テレビドラマで使われた物のようでした。私はこの番組を見ていなかったので、さっと通過してしまいました。

ドラマのために、それぞれの役に合った首飾りなどを作られたようでした。

めのう細工

天然石で作られた七福神が綺麗だったので撮影しました。恵比寿大黒様のお値段も参考までに。0を二つ取れば買ってもいいかも、今回は見せていただくだけにしました。

他には、今はやりのブレスレットや、ペンダント、イヤリング、携帯ストラップなどが人気のようでした。

石のパワーとは

石にはそれぞれの持つ力があると言われています。自分のご希望の石を持つと良いそうです。

金運・仕事運
タイガーアイは、金運・仕事運が上昇し、洞察力・判断力養うと言われています。ルチルクオーツは、直感力・勝負運を高め、邪気払いに良いと言われています。
恋愛・結婚運
ローズクオーツは、恋愛運・結婚運・魅力が上昇し、好意を受けやすくなると言われています。ロードクロサイトは、情熱的な愛を引き寄せ豊かな人生へ導くと言われています。アメジストは、真実の愛を与え、恋人・友人との絆を深めると言われています。
健康
めのうは、健康・長寿の御守りです。ヘマタイトは、体調を整え生命力を活発にする、身代わりの石と言われています。琥珀は、子どもを病気から守り、落ち着きを与えます。子宝に恵まれると言われています。
運気を上げる
水晶は、浄化作用があり、石どうしの仲を取り持つと言われています。ドラゴンは、全ての運気を上昇させ、湯水のごとく財産招き入れると言われています。鳳凰は、不屈の力を与えてくれ、将来を展望する能力をもたらすと言われています。
厄除け・魔除け
天眼石は、強力な魔除け、開運へ導く、潜在能力の開花によいと言われています。ラピスラズリは、魔除け、幸運をもたらす、災いから身を守ると言われています。翡翠は、災いから身を守る、幸運を引き寄せると言われています。  
キキョウの花
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更新日:2018/06/07