スイカ栽培
スイカは、夏の暑い日に冷やして食べると最高です。冷たさと甘さとシャキシャキ感が体と心に清涼感をもたらして、幸せにしてくれます。また、昔から腎臓の薬とも言われます。
子どもの頃から、親しんで食べていた黄色の小玉スイカ楽天 、大きな赤玉スイカが上手に作れるようになりたいです。まずは、苗を植えて1年、また1年と体験して学ぶことが大切だと思います。
スイカの苗の植え付け2週間前
スイカの苗の植え付け2週間前に、苦土石灰は150g/m2まいて、深さ約30cmぐらいまでよく耕します。
スイカの苗の植え付け1週間前
たい肥は3kg/m2、化成肥料は50g~80g/m2をまいてよく混ぜておきます。元肥が多いと蔓ボケするして実付きが悪いので注意します。
畝は、幅が約2.5m、高さが約15cmほどにします。マルチを敷く時には、あらかじめ株間100cmで植えるために切り目を入れておきます。シルバーマルチや銀線入りマルチを使うとアブラムシ対策になります。
スイカの苗の植え方
植え付けの前日には、植え穴にたっぷり水をやっておきます。
根鉢を壊さないように丁寧に扱います。深植えしないように、根鉢の上面と畝の面が同じ高さになるように植えます。
苗の周りに水やりのための浅い溝を掘っておきます。苗を植えた後には、根元に軽く水をやっておきます。
台木のカボチャなどのつるが伸びてきた場合には、早めに摘み取ります。
スイカの摘芯、敷きワラなど
蔓が長くなったら敷きワラをします。マルチの上に敷いていきますが、蔓がマルチより出だしたら、敷きワラも合わせて広くしていきます。
親蔓1本と子蔓3本の計4本を伸ばします。または、親蔓の6節辺りで芯をとばし、子蔓を3~6本伸ばす方法もあるようです。孫づるは、すべて元から切ります。
ぐんぐん蔓は伸びてきて、孫蔓も伸びるし、初心者にはわけが分からなくなりました。適当に孫蔓も切りました。葉の数と実をつけさす実の数のバランスが大切だと思います。試行錯誤して学びたいと思います。
雌花は、7~8節目に咲きますがこの位置に実をつけると、空洞果や変形果になりやすいそうです。卵大になったら取ります。そこから、6~8節目についた第2果を育てます。大玉種は、1蔓に1果育て、後の実は摘み取ります。実の着いた蔓から出る孫蔓は摘み取ります。
人工授粉
人工授粉は、晴れた日の朝9時までに行います。スイカやカボチャは、人工授粉をさせることが大切です。雄花を取って、花びらを優しくちぎり、花粉を雌花の中心へ転がすように着けます。15~25節に着果するように人工授粉したら良いそうです。 そして、受粉日を書いたラベルを近くの葉の根元に巻いておくと良いです。また、葉が茂ってくると実の位置がわかりにくくなるので、短い棒を立てておくと目印になります。 私は、割りばしの上に白いビニールテープを旗のように付けて、そこへ、マジックインクで日付を書きました。この方法は、良かったです。 左の写真は、我が家のスイカ、右が雌花、左が雄花ですね。雌花の下には、スイカ様の小さな玉があります。雄花は玉はありません。 それにしても、雑草の多いこと。写真撮影の後で、草取りをしました。(写真をとる前に草取りをすればいいのにね) 人工授粉がうまくいかなかったり、地面に接している所から病原菌が入ってして、結実せずに腐ることがあります。実がついたら、藁などを敷いて直接スイカが土と接しないようにします。 |
スイカの追肥と収穫
- 追肥
- 実がこぶし大になったら、化成肥料を約30g/m2程度やります。根元から50~100cm離して、マルチの上から棒で穴を開けて肥料を入れます。甘いスイカを作るには、油カスと米ぬかを肥料にすると聞きました。蔓が伸びる辺りや葉がすいている部分に穴を開けて油カスと米ぬかを追肥してみました。土と軽く混ぜるようにします。甘い味のスイカができるかどうか楽しみです。
- 収穫
- 小玉スイカでは、受粉後約35日程度で熟れるそうです。大玉スイカは、受粉後40~50日で収穫できます。熟してくるとスイカの肩が張ってきます。ヘタのうぶ毛が落ちて、すぐ近くの節の巻きひげがかれていたら収穫の適期となります。大玉種は1株当たり3~4個、小玉種は6~10個実をつけさせることができるそうです。が、実際には、1株当たり大玉種で2個、小玉種で3~4個できれば上出来とのことです。
2014年度、スイカ栽培
大玉スイカは、「自根スイカ うまじこん しまくろ」という品種の苗をホームセンター・ナフコで買って植えてみました。皮が少し黒っぽい色をしていて、中は赤です。小玉スイカは、昨年と同じく中が黄色の物を植えました。
昨年の反省として、蔓の管理をしっかりすることに注意して育てました。親づると、5葉目、8葉目、9葉目の脇から伸びた蔓を伸ばしました。そして、孫蔓はすべて脇から切りました。そうすることで、スッキリと管理できました。
追肥は、実がこぶし大になった頃に根元から約50cm離したところへ化成肥料をやりました。また、その後にマルチがきれた辺りに蔓が伸びる前に、米ぬかと油かすを適宜振りました。甘いスイカを期待してまきました。
毎朝9時までにスイカ畑へ行って、受粉をしました。6月10日から雌花が咲き始めました。その後3日ほど雨が続き、せっかく受粉してもダメでした。この頃にスイカがこぶし大になり、追肥とカラス除けに糸を張り巡らせました。この糸は黄色に銀糸をよってあり、タコ糸程度の太さがあって、細すぎないので作業もし易いです。使用後の回収にも手間がかかりません。何回も使えそうです。その後、100円ショップでカラス除けの網を何回も買ってきて、側面や上にかぶせました。
その後、また雨が18日から22日ぐらいまで続きます。この受粉も空振りでした。7月10日には、小玉スイカの初収穫をしました。完熟ではありません、少し早かったです。種が黒くなっていませんでした。割れた小玉スイカを2個見つけたから、割れないうちに収穫しようとあせりました。それから、2日おきくらいに小玉スイカを収穫。小玉スイカは、手のひらサイズの小さい物でも割れたりします。けれど、大玉スイカよりも早くから食べられるから、やはり、両方植えないとスイカを長期間食べられませんからね。
7月20日、やっと大玉スイカの初収穫です。この大玉スイカは、皮も厚くて割れる心配はゼロです。日付を見たり、肩のはり、巻きひげの枯れ、おしりの凹み具合などを確認して収穫です。フットボール型になりました。一番大きいのは、8.4kgもありました。
来年度への反省としては、全体的に蔓の伸びがいまいちでした。もっとたくさん実がなっても良いのにと、少し残念でした。田に植えたので、梅雨時でもあり排水が悪かったことも影響しているのかもしれません。もっと、畝を高くしたらよかったかもと思います。
でも、そこそこ甘くて、大きなスイカがとれたので、合格点を自分にあげましょう。
スイカの栄養、効能と健康効果
昔からスイカは、夏の暑気払いと夏バテ防止と言われてきました。スイカには、利尿作用のあるシトリンやカリウムが多く含まれています。そこで、利尿作用があります。 この利尿作用のおかげで、むくみ、腎臓病、心臓病、高血圧に効果があるようです。解熱作用もあるので、膀胱炎には最適な食べ物と言います。 夏場の水分補給には最適です。カロチン、リコピン、ビタミンB1、B2、Cなども含んでいます。 2013年の我が家のスイカは、小さいけれど甘みはまあまあでした。美味しく熟れると「アナグマ」らしきものが出てきて突きました。「ムジナ」とも言いますが、我が家の裏の大きな岩の下に住んでいるのを見たことがあります。 そして、空からは、カラスの集団が一日中「カアカア」と鳴いて飛び回っています。すきを狙っている感じがします。とりあえず、黒いビニール袋でカラスを作り、支柱にぶら下げてカラスに近付かないでと呼びかけることにします。ダメなら、糸を張らないと全滅しそうです。 |