ダイコン栽培
大根は、春まきと秋まきの年2回種まきができます。
大根は、特に冬場には、おでん、鍋物、みそ汁、煮物、漬物と大活躍し、無くてはならない野菜の代表選手です。家庭菜園に植えておけば、新鮮な大根が手に入ります。取れたての大根で、おろし大根にするとビタミンCがいっぱい摂れますよ。ぜひ植えてみてください。
ダイコンの苗の植え付け2週間前
大根の苗の植え付け2週間前に、苦土石灰を100g/m2まいて、深さ約30cmぐらいまでよく耕します。
大根十耕(だいこんじゅうこう)と言います。よくよく耕しなさいという意味です。石などの邪魔者があると、大根の根が曲がったり、二股や三股になるからです。また、未熟たい肥を使うと股根になるそうですから、完熟たい肥を使いましょう。
ダイコンの苗の植え付け1週間前
たい肥は2kg/m2、化成肥料は100g/m2をまいてよく混ぜておきます。
畝は、幅が約60~70m、高さが約10cm位にします。
ダイコンの種のまき方
ダイコン楽天 の種の種類はたくさんありますが、青首系のものが人気だそうです。甘みがあり、柔らかく、サラダにも向くからだそうです。薬味にする辛み大根も良いかも。
畝の真ん中に棒きれなどで、まきすじをつけます。
約2cm間隔にタネをまいていきます。畝の高さと同じになるように土をかけて、手で軽く押さえておきます。
不織布をかけてから、水やりをします。
間引き
本葉が見えたら、第1回目の間引きをします。
本葉3枚になった頃に2回目の間引きをし、本葉が6枚程度になったら最終段階で、30cm間隔にします。
間引く時には、残す苗を痛めないように、そっと扱います。間引き菜は、塩でもんで即席漬けにします。また、みそ汁の実にしても良いですね。
苗が小さい時には、防虫ネットを掛けると虫がつかないので安心です。
ダイコンの追肥と収穫など
- 追肥
- 最後の間引き後、化成肥料は30~50g/m2を畝の肩にまいて軽く耕し、土寄せします。
- 約3週間後位に2回目の追肥をし、軽く耕し土寄せをします。
- 収穫
- 下葉が横に広がって、真ん中の葉が立ってきたら収穫の時期だそうです。収穫が遅れるとすが入り、スカスカになるので、注意しましょう。
- 上の部分が凍るような場合には、掘って穴にいけたり、新聞紙に包んだりして保管すると良いです。その時には、葉は3cmほど残して殆どは切りとります。この葉も干して、入浴剤として使えばよいそうです。
- たくさん取れたら、干して切り干し大根にすると、カルシウム、鉄分、ビタミンB1、B2が大幅に増えます。
- 上の部分が凍るような場合には、掘って穴にいけたり、新聞紙に包んだりして保管すると良いです。その時には、葉は3cmほど残して殆どは切りとります。この葉も干して、入浴剤として使えばよいそうです。
- 病害虫対策
- 連作すると根こぶ病が出ます。1~2年は、アブラナ科の作物を植えないようにします。種まき後は不織布のベタ掛け、その後は防虫ネットをトンネル掛けをすれば虫対策になります。
ダイコンの栄養、効能と健康効果
大根には、ジアスターゼというデンプン分解酵素が含まれています。おろし大根にすると効果があります。胃もたれ、消化不良、胸やけなどに効きます。
辛みの成分は、アリルイソチオシアネートで、抗がん作用、抗菌作用があります。また、不溶性食物繊維が含まれているので、腸の蠕動運動を促し便秘の解消にもつながります。
大根の葉には、ビタミンC、E、K、カリウム、カルシウム、ベーターカロテン、葉酸、鉄分が含まれています。風邪の予防、美肌効果などもあります。