ブルーベリー
ブルーベリーは、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれていて眼の病気予防や抗酸化作用でガン、心筋梗塞、脳卒中、などの予防効果があり、今や大変な人気です。
ブルーベリーは生食はもちろんのこと、御菓子、ジャム、ジユースなどに加工され幅広く利用されています。また、果樹としては家庭で植えたい木の上位を占めています。ブルーベリー狩りなども各地で催されています。
ブルーベリーは比較的簡単に育てることができるようなので、田舎へ植えてみました。
ブルーベリーの花
5月初旬のブルーベリーの様子です。白いかわいい花がたくさんついていました。この他にもブルーベリーの木を植えていましたが、昨夏の猛暑でやられてしまいました。水不足に陥ったようです。田舎へ植えているので水やりもままならず残念でした。
ブルーベリーは、鉢栽培もできです。病害虫がつきにくく、2~3年目から収穫できます。乾燥に弱く、酸性土壌を好むのでピートモスを入れて育てます。挿し木でも増やせるので、いつか挑戦してみたいです。2009.5
ブルーベリーを育てる
数年前に植えたブルーベリーの木が大きくなり、8月半ばから実が濃紺に熟してきました。
ブルーベリー狩りの要領で、採りながら口に運ぶと、甘酸っぱい味が口の中に広がっていきます。
「おいしい」一粒ずつでは間に合わないので、4,5粒いっしょに口に投げ入れます。我ながらちょっと行儀がわるいかも、と思います。
小さな粒を葉をよけながら、枝を折らないように気をつけて採るのは、けっこう大変な作業となります。
ブルーベリー楽天 狩りが流行っているのは、収穫にとても手が掛かることに関係がありそうです。
今年の夏は猛暑で、特に岡山は雨が少なかったです。
乾ききった大地、畑の土も乾ききってほこりが立つほどです。
ブルーベリーを育てるには水分が多いほうがよいのに、こんな気候では大変と思っていた矢先に、小さな木の方のブルーベリーの木が枯れてしまいました。
何だか実がしわしわしている、と思っていたら、瀕死の状態だったのでした。
水もやったけれど、かえって悪かったのか、もう助からなかったほど弱っていたと思うことにしました。
で、後は、一本残すだけとなりました。残った木は高さ約1メートルくらいで勢いがあり枝を四方に伸ばしています。品種によって、木の高さ、ブルーベリーの実の大きさがずいぶん違います。
あと、4、5本は苗木を植えたいと思っています。
そうすれば、生で食べるだけでなくブルーベリージャムも作る事ができます。
また、アイスクリームやヨーグルト、ケーキの飾りつけとしても楽しめます。2007.8
ブルーベリーの育て方
ブルーベリーの育て方
(1)酸性の土で育てます
排水のよい、酸性土(PH4.5から5.5位)にピートモスを主体とした砂質土壌に植えるとよいです。
(2)水を十分に与えます
根の張りが浅く乾燥に弱いので、水はたっぷりとやるとよいです。
(3)日当たりの良い所で育てます
簡単に育てられる植物です。土を酸性にするには、ピートモスを土に入れるとよいそうです。私は、その辺りの草を刈って根元に置いたり、米糠を土に混ぜたりしました。田舎に植えているので、水やりができず水不足で枯らしてしまった木もあります。
(4) 肥料の与え方
肥料は、3月、6月、10月頃に油粕などを適量やります。
ラビットアイ系とハイブリッシュ系の比較
プランターや庭で育ててみたい人気果樹のNo.1がブルーベリーだそうです。
春、つりがね型の可愛らしい花を咲かせ、初夏から夏にかけて甘酸っぱい実が味わえます。秋には紅葉も見られます。
暖地でブルーベリーを育てる時は、暑さに強いラビットアイ系が育て易いらしい。
ラビットアイ系は果実がやや小さいが、たくさん収穫でき耐暑性、耐寒性に優れているとのことです。
果実の品質がよいハイブリッシュ系は寒さに強いが暑さ、乾燥に弱いです。
そして、花芽を作る時に低温に長く当たることが必要で暖地では生育不良になるとのことです。
ラビットアイ系 | ウッダート ティフブルー ホームベルなど |
耐暑性、耐寒性に優れている |
ハイブリッシュ系 | ウエイマウス ブルークロップ ブルーレイなど |
寒さに強いが暑さ、乾燥に弱い |
ラビットアイ系は、自家不和合性で、同じ品種どうしでは受精ができず実をつけないので、近くに違う品種を植える必要があります。
ブルーベリーの効能ほか
ブルーベリーの効能ほか |
ツツジ科コケモモ属の低木 |
ネイティブ・アメリカンが食用にしていたものを改良し20世紀の初めに米国北東部で栽培。 |
日本では1975年から本格的に栽培開始された。 |
甘酸っぱさが好まれ、ジャム、ジュース、パイ、缶詰に利用されている |
第二次大戦中に、ブルーベリーを多食していたイギリス空軍のパイロットが「夜間飛行の時でも建物がよく見える」と報告し、効能の研究がされた。今では、医薬品としても使われているそうです。
(1)ブルーベリーに含まれている「アントシアニン」は、ポリフェノールの一種。(2)「アントシアニン」は、活性酸素の害から毛細血管を守り網膜の大切な色素体の再合成を促し、網膜の血液の流れをスムーズにする。
(3)目の疲れ、視力低下、老眼、白内障まで幅広く改善する。
(4)強力な抗酸化作用でガン、脳卒中、心筋梗塞、肝臓障害を抑える。
(5)豊富な食物繊維で便秘を防ぎ、腸を整える。
ブルーベリーは、目の働きと視力を高める、高血圧予防、脳卒中予防、脳の老化予防と、全身を活性化してくれるフルーツだそうです。 乾燥ブルーベリーを1日30粒程度、1ヶ月食べ続けると、目の症状が軽減されるそうです。
「アントシアニン」は、水溶性で、アルコールと出会うと吸収力がアップするそうです。
ブルーベリーの中で一番「アントシアニン」を含んでいるのは、野生種の「ビルベリー」だそうです。
「医者いらずの食べ物事典」石原結實著、PHP文庫、「食べものが効く!」田村哲彦著、家の光協会より抜粋
ブルーベリージャムの作り方
材料
ブルーベリー(冷凍でも可)...250g
砂糖...100g
レモン果汁...1/4個分
ブランディ(他の蒸留酒でも可)...5g
ブルーベリージャムの作り方
- ブルーベリーをさっと水で洗う
- そのままステンレスやホーローの鍋に入れ、弱火にかける
- 沸騰したら、砂糖・レモン果汁・酒を入れて、火を少し強める
- 中火で焦がさないように煮詰め、アクが出たら、取り除く
- 10分くらい煮詰め、出来上がり。お好みの固さに煮詰めてください。冷めると固くなるので、トロトロのところで火を止める
ブルーベリーと砂糖だけでもおいしいブルーベリージャムができました。超簡単ですので、たくさんブルーベリーを収穫できた時には、ぜひ作ってみられることをお勧めします。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりして早めに食べました。1週間後にブルーベリーを収穫したら、もう一度作りたいと思います。種のツブツブが買った物よりも口に当たりましたが、保存料なども入っていない安心のジャムなのでよけいおいしく思えました。2009.8.4
ラズベリーを育てる
もう数年前のことですが、ラズベリーの苗を買って来て庭の隅に植えました。翌年くらいからぼつぼつ実が実り始めました。春と秋の2回収穫できることにびっくりしました。が、秋は少しだけです。
初めの数年は育て方もよくわからず、手入れもあまりしませんでした。秋の収穫が終わってから枝を半分の長さに切るようになってから、春に実がたくさん着くようになりました。
それから、肥料もそれなりにハイポネックスなどやったら、秋に大きい実がついて今年は驚いています。新しい新芽が出たら掘り起こして知人に差し上げたこともあります。小さな棘がありますから要注意です。
ラズベリーの収穫
2008年11月、秋のラズベリーの収穫の時期がやってきました。春にも赤い実をたくさん実らせてくれましたが、晩秋になってまた大粒の実がなっています。
春と違って、実のなりようが房のように近づいてできるのが不思議です。春から秋までに期間が短くて木の生長が間に合わないからでしょうか。今年はこの木の下に菊の花を植えていたので、肥料やら水やらをせっせとやったために、ラズベリーの実が例年になく立派な大粒になりました。やはり、植物に肥料は大事ですね。
この時期花も少ないのに、ラズベリーの赤い実が緑の葉っぱの中でひときわ目立っています。緑と赤のクリスマスカラーが、寒さのしのびよる庭の隅で12月の到来を告げているようです。
収穫量は春に比べるとぐんと少ないですが、一粒ずつ丁寧につまみ取ります。あまり力を入れすぎると柔らかい果肉がつぶれるし、その辺りの力かげんにもコツがあります。
一粒取ると、中の心は木の方につきます。果肉の方は、帽子のように中が空洞になります。一粒が1.5センチぐらいの大きさですが、3から4ミリの小さな粒が集まってできています。そして、その3から4ミリの小さな粒の中に小さな種が入っているので、一粒食べてもツブツブツブっという食感になります。だから、ツブツブ感が嫌な人は、ラズベリーが嫌いかもしれませんね。
私は、ツブツブOKなので、もっぱら手作りヨーグルトに入れて食べています。晩秋に元気をくれるラズベリーに感謝です。