ニンジン栽培
野菜と言えば人参を思い浮かべるように、人参は野菜の代表です。栄養価が高いし、食欲を誘う赤い色も魅力的ですね。栽培も特に難しいことはないので、ぜひとも一度種まきをしてみてください。一度植えると、毎年植えたくなりますよ。取り立ての人参で、サラダやジュース作り召し上がってみてください。香りも際立っていますよ。
ニンジンの種まき2週間前
人参の種まきの2週間前に、苦土石灰は150g/m2まいて、深さ約30cmぐらいまでよく耕します。
ニンジンの種まき1週間前
たい肥は2kg/m2、化成肥料は150g/m2をまいてよく混ぜておきます。
畝は、幅が約70m、高さが約10cmほどにします。丈の長くなる品種の場合には、約20cm位に高くします。
ニンジンの種のまき方
人参楽天 の発芽適温は、15℃~25℃です。発芽するまで、11℃では20日、8℃では30日かかるそうです。
芽は丸葉ではなく、細長い刀のような形をしています。
条まきの時の条間は、約30cm位にします。棒きれなどで、まきすじをつけます。
約1cm間隔にタネをまいていきます。畝の高さと同じになるように約1cmほどの土をかけて、軽く押さえておきます。光を感じて発芽するので、土を多くかけすぎると芽が出ないので、注意が必要です。
不織布をかけてから、たっぷりと水やりをします。その後も、1日1回は、たっぷりと水やりをします。
人参の種は、いろいろ売っています。1年中栽培できる品種や、甘くて生食に向く品種などあります。ホームセンターなどで、植えたいものを探してみてください。
寒い間中、みそ汁や鍋物、炒め物などにニンジンを使って食べて、元気に過ごせたと思います。
間引き
双葉になった頃に、第1回目の間引きをします。葉と葉が、やっと触れ合う程度が良いそうです。
本葉3枚になった頃に2回目の間引きし、葉と葉がやっと触れ合う間隔にします。その時には、要らない葉は、ハサミで切ります。
本葉が6枚程度になったら3回目の間引きで、10~15cm間隔にします。間引く時には、残す苗を痛めないように、ハサミで切ると良いです。間引き菜は、炒め物にしたらどうでしょうか。
ニンジンの追肥と収穫など
- 追肥
- 最後の間引き後、化成肥料は30~50g/m2をまいて軽く耕し、土寄せします。その後本葉が9枚前後になったら、2回目の追肥を、化成肥料30~50g/m2をまいて軽く耕し、土寄せします。草が生えていたら草取りをします。
- 収穫
- 大きくなった物から収穫していきます。試しに抜いてみて、小さいようならもう少し待ってから収穫します。冬場は、土寄せを多めにして保存します。寒い地域では、抜いてから土に埋めて保存するようです。
- 病害虫対策
- キアゲハの幼虫やヨトウムシは、捕殺します。
ニンジンの栄養、効能と健康効果
人参には、カロテンが多く含まれています。これは、体内でビタミンAに変わります。視力の保持、粘膜や皮膚の強化、呼吸器に効きます。特に肺がんを抑制することが分かっています。
人参は油と一緒に摂ることで、ビタミンA効果が増加します。動脈硬化や心臓病の予防効果があります。
赤い人参には、リコピンが含まれていて、活性酸素を減らす働きをしてくれます。
ビタミンCは、美肌やコラーゲンの合成に役立ってくれます。
食物繊維は、便秘の解消やコレステロールを排出する役目を果たしてくれます。
ルテインは、パソコンやスマホから出るブルーライトから目を守ってくれます。
クマリンは、香りの成分で血液をサラサラにして、血液やリンパ液の循環をよくしてくれます。
カリウムは、体内のナトリウムを排出してくれ、結果血圧降下に繋がります。腎臓の悪い方は、血中カリウムが多すぎると不整脈が出たりするので、注意してください。