保育・幼稚園教育
3歳~5歳の保育・幼稚園教育は、人の一生の中でもとても大きな影響力を持っていると思います。私の経験でも、優しい幼稚園の先生から人間の優しさや気づかい、温かさなどを学びました。
ほめてもらって自信をつけた子どももいるでしょう。励ましてもらって、また元気に通園できた子どももいたでしょう。幼い日の思い出は、ある一瞬のできごとを記憶しています。そして、それは一生の思い出として残ります。
そう言うことは、保育に携わる先生方の日頃の行動・言動が子ども達に与える影響は計り知れないということです。人間が人間を教えるという難しさ、まだ言いたいことも言えない子どもを対象にしている難しさなど、いろいろと難題が多いと思います。
そんな子育てに悩む時には、本を読んだり講演を聴いたりすることが解決の糸口となることも多いです。より良い子育て・孫育てをしたい方にお勧めの本を紹介します。
本「個を大切にするデンマークの保育」青江知子・大野睦子ビャーソゥー著
保育・幼稚園教育を長年実践されてきた、青江知子さんの著書を紹介します。
幼稚園楽天 教育に携わりながらも、研究熱心にコツコツと努力されてきたことが、本という形になっています。
これは、2010年4月に発行された青江知子さんと大野睦子ビャーソゥーさん著の「個を大切にするデンマークの保育」です。
デンマークのコペンハーゲンの近くにあるパピロン総合保育園で、職場体験されたことを中心に書かれています。パピロン総合保育園での保育実践のようす、パピロン総合保育園の保育論などが載っています。
デンマークで32年間保育士として働いている大野睦子ビャーソゥーさんの協力のもとに、日本の幼稚園教育要領や保育所保育指針に相当する「デンマークの学びのプラン」を日本語に訳して紹介されています。
日本とデンマークの幼児教育の違いを知り、より良い保育・幼稚園教育に役立ててもらうことを願って出版されました。今、保育園や幼稚園の現場で働いていらっしゃる先生方にぜひ読んでいただきたい本です。
「認めの保育の問題点」「子どもと先生が徹底的に話し合う」「禁止のことばを言わない園外保育」「再発見した日本の保育」「子育てにつながるすばらしい日本の習慣」「ちょっと気になる日本の保育・子育て」など、興味深いことが満載です。
教育熱心なお母さんやママさん達にも、日々の子育ての指針になると思いました。私も孫がこれから育つので、この本を読んで孫育ての参考にしたいと思います。
ぜひ読んでみたいと思われる方は、青江知子さんのブログ「保育の広場」へお申し込みください。又は、次をクリックして注文してください。「個を大切にする デンマークの保育」の本を注文
本「園長だより ひとこま」青江知子著
この本は、2008年9月に発行された「園長だより ひとこま」で、著者は青江知子さんです。
青江さんは、ノートルダム清心女子大学の児童学科を卒業され、長年幼稚園教育に携わってこられました。その中で園長としての19年間の歩みをまとめられたのか゜、この本です。
保護者と幼稚園との架け橋になればと、長年「園長だより」を発行して来られました。その一部が掲載されています。
「園長だより ひとこま(季節に合わせた子育ての話題など)」「子育ての先輩からの子育てちょっとアドバイス」「子育て相談」「子どもは周りを育てる大きな存在」などについて書かれています。
疑問や相談したいタイトルが、大きくわかりやすいので、興味あるページから読むことができます。かわいいイラストがほっとなごませてくれます。また、日々幼稚園で起きる小さなできごとに感動しました。くり返し読みたい本です。