生活保護世帯の教育支援
生活保護世帯への教育支援の輪が広がりつつあるようです。生活保護を受けている世帯は、今では127万世帯にも増えています。問題なのは、生活保護世帯の全日制高校への進学率が67.8%と低いことです。全世帯の進学率92.5%に比べて25ポイントも格差があるからです。
埼玉県では、県単位で対策を打つべく地域に学習教室を開いて、教え初めているそうです。
埼玉県の取り組み
生活保護世帯の子どもが大きくなって、また生活保護世帯を受ける割合が、25%だそうです。それには、子どもの教育が大きく関わっていることがわかりました。
貧困の連鎖を避けるためにも、生活保護世帯の教育支援が必要だとわかりました。
子どもも何とか勉強したいと思っても、SOSも出せない、どうすればよいのかわからない、ことが多いと思います。
埼玉県では、地域に学習教室を作り、ワンツーマンで、勉強を教えてもらえるようにしています。
学習教室とは
学習教室では、教育支援員がいて、対象者の家を訪問し直接本人や親に会って話し合います。そして、学習教室に来て学ぶことを勧めます。
学習教室楽天 で教えるのは、元教員や大学生のボランティアです。教えている人は、「砂地に水がしみこんでいく感じがする」と、言っています。
じっくりと勉強できることで、自信がつき、勉強することが楽しくなったという子もいるようです。
この地域の対象者は800人で、今200人の面接が済んだ所のようです。
埼玉県では、今5カ所でのべ60人が学んでいます。これからが勝負のようです。
他の自治体でも
他の自治体でも、取り組みが始まっているそうです。
元教員の方や、ボランティアの方の協力を得て、たくさんの子ども達が学ぶ楽しさを感じて、自分からすすんで学べるようになるといいですね。
このニュースは、何だか、久々に明るい将来の日本を感じることができました。
学習教室にも予算をつけてもらって、継続して運営できる体制を作って欲しいと思います。