母娘の確執
2010年10月20日、NHKのあさイチで、本音トーク特集!母娘クライシス(危機)を取り上げていました。
40歳代の娘とその母の確執を取り上げたものでした。小言ぐちぐち、逆ギレ、暴走母への対処法までは無かったですが、母娘の確執を知るだけでも、私にもありがちだと参考になった次第です。
これからのより良い母娘関係のためにも、現実の赤裸々トークをよく学んで参考にしたいものです。
母娘クライシス(危機)
母娘クライシス(危機)のには、3つの派があるそうです。娘から見た母の姿です。
- うんざり派
- 母がネチネチと小言を言う。嵐のような小言が降ってくる。娘と連絡が取れないと、心配して悪い妄想をし、携帯へ電話をかけてくる。母親は何でも手作りで作って食べさせてきたのに、買ってきたコロッケを食べさせると文句を言う。やることなすことに小言を言ってくる。
- すれ違い派
- 60歳代後半から体調を崩した母。少し連絡を取っていなかったら、白状な子ね。心配してくれてもいいのに。もう、どうでもいいわよー。親の心配をしてもよい年頃のハズ。と言われて、ガツンと来た。
- べったり派
- 夫とこども2人で実家の近くに住んでいる娘は、67歳の母に自分の習い事の時間子どもを預かってもらったり、夕食のおかずをもらったりと、母への依存度が高い。母が娘のスケジュールを聞いてから、自分のスケジールをたてているのを見て、反省している。
現代の 母娘楽天 関係
現代の母娘の関係は、「母親は、嫁いでも娘は娘」、「娘は、頼るのも親孝行」 という意識を持っているそうです。
親子問題・母娘問題
母と娘は、連鎖しているし、父と息子も連鎖していると、言われます。知らず知らずのうちに、親としての姿を子は学び、自分が親となった時に、親から受けた指導、教育を子どもへとやっているのかもしれません。
人によっては、親を反面教師として、絶対に反対のことをすると言う人もいますけれど、実態はどうなのでしょうか。
また、母親の方が父親よりも、自分と子どもが並列して見えるそうです。その点女性の方が修正できるそうです。
- 母に厳しく躾られた
- 子どもの頃に母に厳しく躾られたと言う女性は、料理をしている母に、それに合うお皿を準備するように言われていたそうです。そして、試験は100点取って当たり前でほめられたこともなかったし、100点でなかったら、家でできているのになぜ100点取れないのと、言われたそうです。そして、今自分も子どもに対して、100点を取って当たり前という態度をとることがあり、反省しているそうです。
- 母に振り回された
- 母が気分が落ち込んでいる時に、学校は休んで欲しいと言われたそうです。そして、今は子どもには、自分のことで子どもを振り回してはいけないとがんばっておられます。
母が育った環境と娘が育った環境(時代)
- 40歳代の娘を持つ母が育った時代
- 女子はお嫁に行って、家事と子育てをする
- 娘が育った時代
- 女の子も勉強して、社会で活躍する
それぞれの母と娘の関係
- 若い頃(思春期)に母と娘で激しい親子げんかをし反抗したから、今は普通の親子でいられるそうです。
- 若い頃、娘はどなる、母は泣くという状況でした。今はよい関係を保っているそうです。
- 社会の競争に勝って、そして孫も産んで、母親の私を幸せにしてよ、と言う勝手な母親もいるそうです。
- 母親に娘はまじめでないといけないと育てられ、母親に反抗できない人がいます。
- 母のことをうまく聞き流せないように育てられた娘は、不幸です。娘が反抗できるように育てた母はエライです。
- 母の反対を押し切って、遠方で結婚した娘は、母との交流が無く寂しく思っていました。母は離れて力になれないので、がんばってとしか言えなかったし、自分で選んだ道でしょうと、言うと、娘はもうそれ以上のことは話せなかったそうです。遠くだと少しのことでは、連絡もせずそのことがかえって、変な憶測を産んでいたようです。実際は、お互いに心配しあっていたそうで、お互いの壁が取れて良い親子関係が築けそうでした。
- 母にとって娘は、夫よりも最大の理解者であることもあります。そして、親が娘を十分忠実なままに育てて、40代50代で困っている人がいます。
- 母娘の言い分が違うのが当たり前、二人の意見が重なり合う部分があれば、良い親子関係ができます。