ヨーグルトの食べ方
NHKのためしてガッテンで、ヨーグルトの健康効果とヨーグルトの食べ方を紹介していました。毎日ヨーグルトを200g食べると、腸内細菌の善玉菌が増え、便秘解消やお肌が美しくなったり、免疫力が上がって風邪の予防になったり、内臓脂肪を減らしてくれたりと良い事づくしのようです。
ヨーグルトの効果・効能
ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌で発酵させたものです。発酵により消化吸収が良くなっているので、高齢者、妊産婦、子どもには特にお勧めです。
- ヨーグルトの栄養
- 栄養学的には、タンパク質(一部は分子の小さいアミノ酸やペプチドに分解されています)、ビタミンA、B2、カルシウム(一部は水に溶けやすい乳酸カルシウムになって吸収率が高い)、マンガンなどを含んでいます。また、乳酸菌の働きでタンパク質や脂肪が分解され、消化吸収されやすくなっています。必須アミノ酸は牛乳より多いそうです。
- ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働き
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乳酸菌は、腸内のビフィズス菌を増やし、整腸作用、大腸ガン予防、腸内のインターフェロンを増やし種々のガンの発生の抑制やインフルエンザの予防・抑制効果があります。また、血中コレステロール低下作用、降圧作用、骨粗鬆症の予防・改善にも役立ちます。そして、便秘・下痢の改善、肌荒れ・ニキビ・吹き出物の解消、老化予防もあるようです。
- ヨーグルトと腸内細菌
- 腸内には600種類の腸内細菌がいるそうです。善玉と悪玉と日和見菌が住んでいます。日和見菌の数が一番多いそうです。日和見菌は名前の通り、悪玉が増えると悪玉に似た働きをします。善玉が増えるとじっとしているか、善玉に似た働きをします。だから、ヨーグルトを毎日食べて、常に善玉の数を増やしておく必要があるようです。
以上のように良いことづくしのヨーグルト楽天 を、毎日の食事やおやつに取り入れて健康に過ごしたいですね。
ヨーグルト種菌別健康効果
- L-92乳酸菌
- カルピスの「アレルケア」という製品に含まれています。アトピー性皮膚炎を改善するようです。飲料タイプと粒状タイプがあります。「アレルケア」は、アレルギー物質25品目(乳、卵、小麦、そば、落花生など)を含まないアレルゲンフリー製品です。食物アレルギーの人でも食べられるとパンフレットに書いてありました。
- LG21
- 「明治プロビオヨーグルトLG21」として売られています。ドリンクタイプと普通の食べるタイプがあります。胃潰瘍や胃がんを発生させるピロリ菌を減らす効果があります。
- ガセリ菌SP株
- 皮下脂肪や内臓脂肪を減らす効果があります。「メグミルクナチュレ恵」にガセリ菌SP株が入っています。
- BB536
- 「森永ビヒダスヨーグルトBB536」という製品に含まれています。好酸球の上昇を抑えるので、花粉症に効くそうです。
- LB81
- 「明治ブルガリアヨーグルトLB81」という製品に含まれています。皮膚の機能を改善し、皮膚に弾力性を与え、きめが細かくなります。便秘の改善効果もあります。
- R-1
- 「明治ヨーグルト R-1」 という製品に含まれています。R-1乳酸菌はNK細胞を活性化し免疫力を向上させて、インフルエンザなどの感染への予防効果があると言われます。
ヨーグルトとオリゴ糖を一緒に食べて、便秘解消
オリゴ糖は、スーパーマーケットや薬局に売っていて、プラスティックの容器に入った液体です。オリゴ糖は、ビフィズス菌のエサになりビフィズス菌を増やしてくれます。だから、ヨーグルトと一緒に食べると腸内環境を整える(便秘や下痢の人の)効果が上がります。
便秘気味な時に、ヨーグルトとオリゴ糖を一緒に食べると、お通じがスッキリと出ました。人によっては、便が緩くなることもあるのでオリゴ糖の量は、試してみて自分の適量探すことも重要です。
標準の1日摂取量は、小さじ2~3杯のようです。便秘で困っている方は、一度試してみる価値はありそうです。たまにアレルギーの方もあるようですし、かかりつけ医のある方も、ご相談なさったらいかがでしょうか。
ヨーグルトの食べ方
ヨーグルトは、毎日200g食べ続けると健康効果が期待できます。ヨーグルトには、いろんな菌の株が使われていて、その健康効果もまた様々です。自分の体質に合ったヨーグルトを選んで食べると良いです。
また、いろんな種類を混ぜて食べることも良いと言われます。
テレビでやっていましたが、最も多くヨーグルトを食べるフィンランドの男性は、くも膜下出血のリスクが2倍近くに増加するという情報もあります。また、牛乳を多く飲む男性では、脳出血のリスクが4割以上増加することもあるようです。牛乳に含まれる脂肪分の取り過ぎによるものと思われます。
また、市販のヨーグルトには糖分が多く含まれている物も多いので、その点でも食べ過ぎには注意が必要です。
毎日継続して約200gを食べることが、最善のようです。
ギリシャヨーグルトの作り方
今、海外でギリシャヨーグルトが話題になっているそうです。ギリシャヨーグルトの特徴は、クリームとヨーグルトの間のようなリッチな食感のようです。また、甘くないレアチーズケーキと表現する人もいます。
ギリシャヨーグルトの硬さは、スプーンにすくって逆さまにしても落ちないくらいです。
- ギリシャヨーグルトの作り方
- プレーンタイプのヨーグルトから、水分を取り除くために、水切りします。あらかじめ木綿で袋を作っておきます。その中にプレーンタイプのヨーグルトを入れて、口をしばりシンクの蛇口に吊るします。3時間でできるようです。
- ジャジキ(ギリシャヨーグルトで作るディップクリーム)
- ギリシャヨーグルト450g、きゅうり1本(すりおろしたもの)、塩適量、にんにく1かけ、オリーブオイル、白ワインビネガー少々、ディル1枚をよく混ぜて出来上がりです。揚げたミートボールにつけてもおいしいです。
- ヨーグルトソースのパスタ
- ゆでたマカロニにバターを加えて炒めます。後、ギリシャヨーグルトであえたら出来上がりです。
- ホエードリンク
- ギリシャヨーグルトを作る時に、ホエー(乳清)を捨ててしまうのはもったいないです。そこで、ホエードリンクを作ります。ホエーとおろししょうが、はちみつをまぜて飲みます。まろやかで飲みやすいそうです。
ヨーグルトを火にかけると菌は死にますが、小腸での免疫力はほぼ同じだそうです。また、乳酸菌は胃酸で死にますが、同じく死んでも効果があります。
君島十和子(45)さんのヨーグルトの食べ方
君島十和子(45)さんは、10年ほど前から肌に異変を感じました。急に吹き出物が出たりしたそうです。そこで、意識的にヨーグルトを食べたら、肌の調子が良くなったそうです。腸内環境を良くし、お肌の調子をよくするためにヨーグルトを食べていると言われます。
ヨーグルトにきな粉を小さじ3杯入れて、よく混ぜて食べられているようです。きな粉がヨーグルトに足りない食物繊維を補ってくれるからだそうです。また、きな粉にはオリゴ糖がたくさん含まれていて、オリゴ糖はビフイズス菌のエサとなります。オリゴ糖をヨーグルトと一緒に摂ると、腸内にビフィズス菌がたくさん増えることになります。
君島十和子さんは、特製ジュースも飲んでいます。人参、りんご、しょうが、その他の野菜や果物を入れて作ります。
道端カレン(32)さんのヨーグルトの食べ方
モデルの道端カレンさんは、2児の母です。道端カレンさんのヨーグルトの食べ方は、ヨーグルトにバナナ、くるみ、ハチミツを混ぜて食べます。
- 器にバナナを適当な大きさに切り入れて、フォークなどでバナナを潰します。そして、ヨーグルトを入れます。
- その上に砕いたくるみを入れます。
- その上から、たっぷりのハチミツをかけて食べます。ハチミツにもオリゴ糖が含まれていて、ビフィズス菌のエサとなりビフィズス菌がさらに増えます。
ヨーグルトの和風活用法
- 味噌とヨーグルトの万能だれ
- 味噌 150g、ヨーグルト50g、みりんと砂糖を各大さじ1の材料で作ります。鶏肉の両面にこの万能だれを塗ってラップに包み、一晩おいて洗ってから焼きます。タラなどの魚も同じようにして使います。
- ヨーグルト漬け
- ヨーグルト450g、塩、きざみ昆布、トウガラシを各大さじ1/2杯の材料をよく混ぜます。タッパーにヨーグルト床を入れ、きゅうり、人参、大根を漬けます。1~2日で漬かります。あっさり、パリパリとした歯ごたえのようです。艶があって見るからに美味しそうです。冷蔵庫で2週間保存できます。
フローズン・ヨーグルト
ヨーグルトを凍らせて食べるのも良いです。夏場にはお子様にも好評でしょう。フルーツと混ぜて凍らせると、彩りも綺麗で、食欲をそそりますね。