キウイフルーツ
キウイフルーツはビタミンCを多く含み、お肉を柔らかくする効果が良く知られています。また、その名前はニュージーランドに住むキウィバードに似ていることから名付けられたようです。
しかし、キウイの原産地は中国で、ニュージーランドで品種改良されたそうです。今では日本で産まれた品種が25種もあると言います。実はますます大きくなり、甘くて食感の良い キウイフルーツ楽天 が次々に出ています。健康効果が大きいので日々食べたいものですね。
2014年1月に放送された「ためしてガッテン」の情報も盛り込んでいます。
キウイフルーツの種類
- ヘイワード
- 店頭で一番良く見かける、果肉が緑のものです。甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。
- ゴールドキウイ
- 果肉が黄色で甘みが強い品種です。酸っぱいのが嫌いな人におすすめです。
- 香緑(こうりょく)
- 形が細長く皮にはうぶ毛が多く生えています。果肉は濃いエメラルドグリーンで、味は酸味が少なく甘い品種です。
キウイの栄養・効能・効果
- ビタミンC
- キウイ1個(約140g)にビタミンCが114mg含まれていて、1個食べれば1日のビタミンC必要量の70%が摂れます。シミ、ソバカス、美肌づくりに効果があります。抗酸化作用があり、風邪の予防やストレス耐性もあります。
- 食物繊維
- 食物繊維のペクチンを多く含み、便秘解消効果や高脂血症・高血糖の予防に役立ちます。1個食べれば1日の食物繊維の必要量の13~15%が摂れます。
- カリウム
- 塩分の排泄を促し、高血圧予防、むくみ予防に役立ちます。
- ビタミンE
- 抗酸化作用で動脈硬化の予防、血行を良くする、老化予防、更年期障害の緩和などの効果があります。
- 銅
- 銅も多く含まれていて、造血に役立ちます。
- タンパク分解酵素
- タンパク分解酵素のアクチニジンを含むので、肉食後に食べると胃もたれを防ぐことができます。
キウイは、種も一緒に食べることから、様々な栄養素を自然に体内に取り入れていることになります。
おいしいキウイの選び方
キウイの帝王と呼ばれている香川県善通寺市の島田さんに、「ためしてガッテン」がおいしいキウイの見分け方を教えてもらっていました。
キウイは種が多いとおいしいそうです。種が多いとキウイは、自然にじゃがいも型になります。まんまるを少し踏んで楕円形にした様な形です。
キウイは、1本の木から、約1000個も収穫できるそうです。そして、このじゃがいも型キウイは、枝に数個なっているものの中で一番幹に近い場所にできます。このおいしいキウイは、形が悪いから規格外になり、通常の値段の3~5割引になるそうです。
このじゃがいも型キウイをお店で見つけたら見逃さないようにお買い求めくださいね。
キウイの追熟のさせ方
キウイフルーツは、木の上では熟しません。また、収穫後も何もしなければ熟しません。
そこで、おいしく食べるためには一手間かけなければなりません。りんごと一緒にキウイをビニール袋に入れて、1週間ほどおくと、りんごから出るエチレン(植物ホルモンの一種)によってキウイが追熟します。しかし、りんごの種類はジョナゴールド、つがるなどに限るようでなかなか面倒です。
しかし、この度の「ためしてガッテン」では、超簡単な方法を紹介していました。香川県の末澤さんに教えてもらっていました。
キウイを1個、ゴツンと叩きます。皮が破れないように一部が少しへこむ程度に叩きます。キウイは、叩かれたストレスでエチレンを出します。叩いたキウイ1個と叩かないキウイ数個をビニール袋にいれて約1週間待てば、追熟しておいしく食べられます。
最高の食べごろの見方は、ヘタとお尻の部分に親指と中指で挟むようにして上下に軽く押します。弾力を感じたら熟れています。キウイの中心部の白い所はデンプンが多く甘くなると糖度は16度にもなります。この白い部分は最後に甘くなります。緑の部分の糖度は14度ぐらいだそうです。
店頭でよく見るヘイワード種以外のものでは、衝撃を与えなくても熟すものもあるようです。
キウイの生産地他
日本のキウイの輸入の9割は、ニュージーランドからのものです。その輸入金額は約212億円と言います。
日本の産地で収穫量の多い順では、愛媛県(32%)、福岡県(20%)、和歌山県(14%)となります。香川県では生産量は少ないようですが、キウイに詳しい人がたくさんいて驚きでした。