食物酵素
今、飲む酵素とか食べる酵素とかがはやっています。酵素は体に良いと何となくわかりますが、詳しくはどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。
酵素には、体内で作られる消化酵素や代謝酵素、食べ物から取り入れなくてはならない食物酵素があります。酵素の働きや、食物酵素をどのようにして効果的に体内に取り入れれば良いか、調べたいと思います。
酵素とは
体の中には、消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は、食べ物の消化に関わっています。代謝酵素は、体の掃除屋さんと言われます。
たくさん食べたり(カロリーオーバー、脂肪の取り過ぎ)すると、代謝酵素は、消化酵素にまわり消化を優先します。そうなると、代謝酵素不足となり、老廃物や毒素が体にたまり、ドロドロ血液となります。また、酵素量は加齢とともに減少していきます。
酵素不足の原因
酵素不足の原因は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、タバコ、睡眠不足、ストレス過多、加工食品の取り過ぎなどがあげられます。
食事としては、脂分の多い食事や甘いものをたくさん食べると、酵素不足になります。
酵素不足になると
酵素不足になると、皮膚の新陳代謝が衰えシミやシワ、肌の老化が促進すると言います。
- 酵素不足になると、糖分の消化が衰え血液がドロドロになり動脈硬化につながります。疲れやすい、肩こり、頭痛などの症状が出やすくなります。
- 代謝機能の低下のために、太りやすい体質になります。冷え症や生理痛なども出やすくなります。
- 便秘や腸内環境の悪化を招き、肌トラブルを起こしやすくなったり、風邪をひきやすくなったりします。
植物酵素を多く含む食べ物
生の野菜、果物、 発酵食品楽天 (みそ、納豆、漬物、塩麹、甘酒など)に多く含まれています。酵素は熱に弱く約50度以上になると破壊されるようです。
そこで、食事の半分は生食にすると良いと言う人もいるくらいです。さっと茹でたり、蒸したりすると食べやすくなります。注意点としては、電子レンジを使うと酵素は一気に全滅するそうです。
油はあまり使わないように、肉の脂身も取り除いてから調理すると良いそうです。
酵素ジュースの作り方
- 好きな果物を用意します。リンゴ、キウイ、レモン、イチジク、梨、プチトマトなどを皮付きのまま使います。よく洗ってから、小さく切ります。小さく切ると発酵が早くなります。おろしりんごで作る場合もあるようです。
- 上記の材料(1種類だけでも可能)と同量のてんさい糖を混ぜてから、広口の瓶に詰めて軽くフタをします。完全に密閉しないようにします。発酵して漏れる心配があるからです。
- この瓶を日光の当たらない温かい場所で保管します。発酵を促すために冷蔵庫には入れません。
- 毎日、1~2回、石鹸で綺麗に洗ってきれいなタオルでふいた手で混ぜます。2日目ぐらいから発酵が始まり、1~2週間で出来上がります。
- これをザルでこしたり、裏ごししたりした後のエキスを瓶に入れて、冷蔵庫で保管します。
- このエキスを水、炭酸、野菜ジュースなどに混ぜて飲みます。約10倍に薄めると良さそうです。
市販の酵素ジュースなどは、たくさんの種類の原材料を吟味して作ってあるので、それを利用するのも良いそうです。信頼のできるメーカーを探して愛飲してくださいね。
酵素断食
酵素断食は、以下のとおりです。しかし、持病のある方等は、危険ですから主治医の指導のもとに行ってください。
- 水分として、ミネラルウォーターやお茶などは、1日約1.5~2リットルほどとります。
- 生の野菜、果物、発酵食品を1日2~3食とります。ドレッシングをかけるときにはノンオイルを使います。
- あくまで断食ですので、少量を食べるようにします。
- 健康維持のためには月に2~3日の酵素断食が、ダイエットには毎週2~3日の酵素断食がおすすめだそうです。
酵素風呂
ミネラルの多い米ぬかを発酵させて使う酵素風呂は、血行が良くなる、風邪知らずになる、笑顔が出ると利用者さんは、言っていました。
また、季節にあわせた山野草・薬草を使った酵素と木曾ひのき100%のパウダーをブレンドした酵素風呂などもあるようです。おがくずを使った酵素風呂もあります。
- 自然発酵で70度になり、体感温度は40度ぐらいだそうです。5分で汗をかき始め、約15~20分間お風呂に入ります。
- 体はじんわりと暖まり、汗が大量に出て老廃物をたくさん出してくれます。
- 体温が上がることで、免疫力が上がります。
- 酵素により、美容効果、美白効果があります。
- 入り始めには、体内のバランスが変るので好転反応という様々な症状が出ることもあるようです。