ヤーコン
ヤーコンは、ヤーコン茶などでよく知られています。田舎でもヤーコンを植えています。簡単に栽培できるようです。生でサラダにして食べるか、軽く炒めて中華風にして食べると良いと思います。
ヤーコンの力を知って、もっとヤーコンを活用したいと思っています。写真で見ると、サツマイモに似ていますね。しかし、切ると水分が多くてシャキシャキとした歯触りで、サツマイモとは全く異なります。食べごろは、11月~2月の主に冬になります。
ヤーコンとは
ヤーコンの原産地は南米アンデスで、ペルーやボリビアなどの国で栽培されていたようです。キク科の多年生草木で、ダリア、キクイモに近いそうです。古代インカでは、果物として使われていたようです。
ヤーコンのイモは主に生で食べます。梨のような歯触りとかすかな甘みを感じます。煮るとおいしくないようです。さっと炒めてきんぴら風にするとおいしいですよ。一般的にはサラダにして食べられているようです。
葉は茹でて一晩水にさらすと食べられるとか、試してはいませんが。葉は主にお茶として使われるようです。 「ヤーコン茶」として薬局の健康茶のコーナーに置いてありますね。
ヤーコンの効果は糖尿病・高血圧によいそうです。生活習慣病の糖尿病・高血圧の人や予備軍が多い今の日本でブームになるのは当然といえば当然ですね。そういう私も今後注意を要しそうです。
ヤーコンに含まれている苦み成分のフラボノイドは、ポリフェノールでがん予防・整腸作用の働きもしてくれます。
ヤーコンの栄養素と健康効果
ヤーコンには、フラクトオリゴ糖がたくさん含まれているようです。これが、健康野菜として注目されている一番の理由です。 フラクトオリゴ糖楽天 の効果はどんなものでしょうか。
○フラクトオリゴ糖の効果
大腸内のビフィズス菌の餌となり、善玉菌を増やし悪玉菌を減らす。便通をよくし、コレステロールを正常にする。肥満を防止する。カルシウム、マグネシウムなどのミネラルの吸収を高める。虫歯になりにくい。血糖値や血圧を下げる働きをする。
○低カロリー
ヤーコンの100gあたりのカロリーは54kcal、サツマイモでは123kcal、ジャガイモでは77kcalです。
○ポリフェノール
含んでいるポリフェノールには、抗酸化作用があり動脈硬化や血管の老化を防いでくれます。がんや老化の予防もしてくれます。
○ミネラル、K、Ca、Mgが豊富です。
ヤーコンの育て方
ヤーコンは、乾燥に強く雨が少ない所でもよく育つそうです。夏を過ぎると大きく育ちます。プランターで育てる場合は、水はけをよくすることです。
ヤーコンの苗は、4~5月に植えます。植える前には土作りをしておきます。植える場所に肥料をしっかりして1~3週間放置した後に植えます。病害虫に強くて育てやすいです。大きな背丈なので下に雑草が生えやすいので雑草を取ってヤーコンに栄養がいくようにします。
ヤーコン茶の作り方(ヤーコンの葉の利用法)
ヤーコン茶の作り方は、まずヤーコンの葉を陰干ししよく乾燥させます。
乾燥した葉を手でゴシゴシとしごき、大きな葉脈は捨てます。
残った葉をミキサーなどにかけて細かくし、市販のティーバッグに入れます。
苦みがありますが、ダイエットや糖尿病の方にはお勧めです。若い葉を使うと苦みも減るようです。
ヤーコンの食べ方・料理
ヤーコンの特徴
- 加熱しても軟らかくならないので、サラダ、酢の物としてよく食べられます。くなります。
- 皮はむかない方が栄養が多くなります。
- 「あく」が強いので、切ったら1分水にさらし、その後で1分茹でるなどするとよいです。あくの成分はクロロゲン酸というものだそうです。
- サラダ、酢の物にする場合は、切った後すぐに酢をからませると、黒く変色せず白くきれいなままで食欲をそそります。ヤーコン芋は、中が白いものオレンジがかったものがあります。
- ヤーコンの小さい芋を食べるとフラクトオリゴ糖のせいで、お腹がゆるむことがあるようです。一過性のものですが、食べ過ぎないようにしてください。
ヤーコン料理
ヤーコンの調理法はサラダ、酢の物、野菜ジュース、ヤーコンジャム、炒め物、揚げ物、煮物もあるようです。
味噌漬け、粕漬け、酢漬けなどの漬け物もできます。
上の写真は、ヤーコンと玉ねぎのダイダイ酢サラダです。
- ヤーコンの皮をむいで銀杏切りにします。ダイダイ酢をふりかけてさっと混ぜてヤーコンの変色を避けます。
- 玉ねぎをスライサーでうすくおろし、塩もみしておきます。
- ヤーコンの中に、塩もみした玉ねぎを水洗いした後によく絞って、混ぜます。
- マヨネーズ、しょうゆで味を調えます。味見して酢が足りなければ、ダイダイ酢を足します。