しょうが・生姜
しょうが・生姜は、ダイエットに低体温の人にと、今大人気の野菜です。ジンジャラーと言う、熱狂的なファンもいます。
私もしょうがの風味が大好きなので、炒め物や麺類、煮物にもよく使います。しょうが・生姜の力を更に勉強して、日々の食生活に活用したいと思います。
しょうが・生姜について
属・科 | ショウガ属・ショウガ科 |
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原産地 | 熱帯アジア |
花 | 黄色の花が咲きます。 |
日本の呼び名 | 古くから日本ではサンショウと同じく「はじかみ」と呼ばれていました。 |
使い途 | 食用・生薬として根茎が使われます。 |
しょうがの働き・効能
- 発汗、解熱、去痰、保温作用
- 鎮痛作用
- 抗掻痒作用(痒みを抑える作用)
- 咳を鎮め、吐き気を鎮めます
- 唾液、胃液、胆汁の分泌を亢進させます
- 潰瘍を抑えます
- 消化不良、ガスなどの腹部膨満感の時に効きます
- 強心作用
- 高血圧の血圧を低下させます。低血圧の血圧は上げます。
- 血栓の予防
- うつ病の改善
- めまいの予防・改善
ショウガ楽天 は、万病に効くと言われています。医療用の漢方薬の70%以上にショウガが用いられているそうです。
ショウガの薬効は、辛味成分のジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオール、ジンギベロールなどの総合作用で出ているそうです。
寿司には、ショウガが添えてありますが、殺菌作用で食中毒を防ぐ意味があるようです。また、健胃作用があるので、食べ過ぎても案外胃腸を壊さないようです。
しょうが・生姜は、体だけでなく、気力・体力・免疫力を高める「心身の万病の妙薬」と言われています。
生しょうがと乾しょうがの効能の違い
- 生しょうが
- 生しょうがには、ジンゲロールが含まれていて、これが血管を広げ、血液の流れを良くします。
- 乾しょうが
- ジンゲロールとショウガオールが含まれています。胃腸の働きが活発になり、熱を生じます。指先も温め、全身がポカポカします。ショウガを加熱することで、ショウガオールができます。体を温めたいなら乾しょうがを使いましょう。
- 乾ショウガの作り方
- ショウガを薄切りにして、室内で1週間放置します。または、天日で1日干します。または、ショウガ50gを1~2cmにスライスし、ラップをせずに、電子レンジで7分かけて乾燥させます。よく見ていないと焦げたりすることもありますから、注意が必要です。乾燥させるとショウガの旨みが16%上がります。
乾しショウガをおいしく食べる
- 黒酢・しょうがドリンク
- 黒酢600ml、乾しショウガ25g、グラニュー糖30g、氷砂糖20gを混ぜて漬けておきます。よくなじんた頃に、水や炭酸などで割って飲みます。
- ラー油
- オリーブオイル150ml、塩大さじ1/2、砂糖大さじ1/2、乾ししょうが25g、干しエビ25g、粉とうがらし大さじ1、にんにく1片を使って作ります。
- しょうがチャーハン
- 牛ひき肉100g、乾ししょうが10g、紹興酒大さじ1、塩小さじ1/2、オリーブ油大さじ4、卵2個、ごはん400g、さとう小さじ1/2、こしょう少々、万能ねぎ3本を使って作ります。
しょうが・生姜の保存法
しょうが・生姜の鮮度を保つためには、新聞などに包み常温で保存します。
15℃前後で乾燥させないようにして保存します。
しょうがの料理
- 炒め物
- 薄切りアスパラガスとの炒め物、空心菜のしょうがにんにく炒め、高菜と枝豆のしょうが炒め、きのことベーコンのしょうがにんにく炒め、
- 和え物
- にらと卵黄のしょうが醤油あえ、たこときゅうりのしょうがあえ、きゅうりとしょうが・みょうがの和え物、
- 漬物
- しょうがの甘酢漬
- サラダ
- 千切りショウガのサラダ
- 焼き物
- 豚ロース肉のしょうが焼き
- 揚げ物
- 揚げナスのしょうが甘辛ソース
いろんな野菜、肉、魚の料理にショウガが使われています。ご自分の好みで使われるとよいと思います。
ショウガの砂糖煮
材料は、ショウガと砂糖のみです。アク取りとして酢を少し使います。作り方は以下のとおりです。
- ショウガの皮は取らずにそのまま使います。繊維を切るように、繊維に直角に包丁で切ります。出来上がりを想像して適当な薄切りにします。
- 沸騰したお湯に酢を少し入れて湯がきます。2~3分茹でると標準の辛さが残るそうです。お好みで湯で時間を調節してください。
- ザルに上げて水分を切ります。
- 鍋に3のショウガを入れ、砂糖はショウガの半量の分量を入れます。そして、煮詰めます。
- 弱火で煮詰めたら、アルミホイルの上に、一枚ずつ広げます。
- 程よく水分が飛んだら、一枚ずつにグラニュー糖をまぶしてから、キッチンペーパーの上に広げて約1日干してから、保存容器にしまいます。
このレシピは、たまたま見ていた、NKHの「猫のしっぽ カエルの手」という京都大原に住むベニシアさんの番組の中で、実際にベニシアさんが友人のショウガ栽培をされている方から教わっていたものです。イギリスでは、ショウガの砂糖煮は高級なお菓子だということで、日本で見つけて驚いたそうです。
ベニシアさんも、ショウガをプランター栽培されていて、これから毎年ショウガの砂糖煮を作られるようです。11月の下旬頃の収穫したてのショウガを使うのが一番だと私は思いました。私も今年初めて少しショウガを栽培したので、このショウガの砂糖煮を作ってみようと思います。