土佐文旦
おみやげに土佐文旦をもらった。
片手のひらにちょうど入る大きさ、直径10センチ位だ。
きれいな黄色で、肌はしっとりと張り切っている。
皮のすぐ中の白い綿が、実をしっかりと守っている。
丸のままでも鼻を近づけると、文旦の香りが漂ってくる。
香りは、柑橘類楽天 の甘さや味によっても違ってくる。
レモンは、ごく酸っぱい香り。温州(うんしゅう)みかんは、甘くてやわらかい香り。文旦はさっぱりとした香りがする。
このさっぱり感が、脳をリフレッシュさせてくれる。
皮は少々厚いが、包丁で皮に切り目を入れて剥く。
香りが一層パワフルになった。香りは、甘すぎもせず、さわやかで、さっぱりとしていてサイコー!!!
果肉を食べてみる。
適度の酸味と甘味がジューシーにせまってくる。おいしーっ。
上品な味だ。元々、酸味が好きな私には最高だ。
果肉の薄いレモン色から想像する味よりも、甘味はたっぷりだった。
フルーツ王国、日本に生まれてよかった。
色々な種類のみかんが食べられる。願わくば、農薬を殆ど使わずに安全なみかんを作って欲しいと思う。
TVを見ていたら、Drコパさんが、話しておられた。
「金運アップには、真西にみかんを置いておくとよい。みかんの数は9個が最もよい」
信じる人は、ためしてください。
土佐文旦について
販売の時期 | 名前の通り高知県の特産柑橘 早春~春にかけて店頭に出ます。 |
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歴史 | 昭和4年、高知県農事試験場に原木が1本あったそうです。 この木から苗を作り広まりました。 この原木は枯死し、今はありません。 |
果実の大きさ | グレープフルーツに似ています。1個300g~900g |
収穫 | 年末~年明けに収穫し、少し貯蔵して追熟後に出荷されます。 |
味 | 黄色で、上品な甘さと酸味のバランスが抜群です。 |
土佐文旦の追熟について
文旦は追熟といって収穫後も熟し続け、香りや色の変化、果肉の難化、水分や酸味の減少による甘みの増加など、いろいろな味に変化するようです。
手元に届いてからすぐの味、追熟させた味など、味の変化も楽しめます。
高知県宿毛産の土佐文旦の特徴
高知県宿毛市産の土佐文旦は、収穫の大半が1月中だそうです。それを蔵で追熟させて2月~3月にかけて出荷しています。
高知県では県が定めた規定内の農薬を使って栽培し、肥料も規定にそって使うようです。
早い時期の出荷の物は、家庭である程度の追熟も可能です。
愛媛県愛南町産の土佐文旦の特徴
愛媛県愛南町産の土佐文旦は、減農薬と化学肥料の低減を実践し、体に優しく安心して食べられるよう工夫されています。
愛媛県産は、収穫後追熟を行わず発送しているそうです。外皮が硬い状態だと少し酸味を感じます。お好みである程度追熟させると外皮が次第に柔らかくなり、酸味が甘みへと変わり美味しくなります。
愛媛県産は、3月下旬以降完熟期に入るので、なるべく早く食べた方がよいようです。冷蔵庫へ入れると長期保存も可能です。初出荷から5月頃まで樹成りで収穫する愛媛県産は、収穫の時期によっても味が違います。
土佐文旦の育て方
場所 | 日なたへ植える。西日本~中国・四国・九州の温暖な地域 |
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木の特徴 | 育てやすい、樹勢強し、耐暑性強し 樹高は2~4m、葉張2~4m |
花 | 花が美しく、香りもよい |
果実 | 4~5年で実がなる。1本で実が付く自家結実性あり。 |
その他 | -5℃まで耐えられる。寒すぎると落葉する。寒冷地では早生品種を選ぶ。 土佐文旦2年生接木苗約2000円、土佐文旦4年生接木大苗約5500円 |