冷蔵庫の整理術

毎日、何回も開けて使う冷蔵庫ですが、手当たりしだいに入れていると、取り出したい物がすぐに見つからなくて困ります。テレビで冷蔵庫楽天 の整理術を放送していました。この際、簡単なことから取り入れて、すっきりと使いやすい冷蔵庫に変身させたいです。

困る、冷蔵庫

冷蔵庫の中の様子として、どこに何があるかわからない、消費期限切れの物がありそう、臭いがするなどの困ったことがあるご家庭があちこちにありそうです。

我が家もそれぞれの指定席がいつの間にか変更し、あちこちに散乱している状態です。学んだことを少しでも取り入れて、夏に向けてすっきりとした冷蔵庫にしたいものですね。

冷蔵庫(冷蔵室)の整理術、その1・グループ分け

冷蔵庫(冷蔵室)へ入れている食品を大きく5つのグループ分けると良いそうです。

  1. 早めに食べる物
  2. 朝食時に食べる物(朝食セット)
  3. 常備菜
  4. ヨーグルト
  5. フリースペース

例えば、上記のようなグループに分けます。お酒をよく飲む家庭では、ビールコーナーを1グループにしても良いと思います。各家庭の実情に合わせて5~6のグループに分けて管理すると使いやすいようです。

1つ1つの食品の指定席を作りましょう。

冷蔵庫(冷蔵室)の整理術、その2・とりあえず入れを止める

買ってきた物、もらい物をとりあえず冷蔵庫へと入れることを止めます。いったんグループ分けを破ると、そこからぐちゃぐちゃは始まります。

収容範囲を超える物は、極力入れないようにします。フリースペースを上手に使ってください。

芋類、土つきの野菜、調味料(酢、しょうゆなど)など冷蔵庫へ入れなくても良い物も入れている場合がよくあります。本当に冷蔵庫での保管が必要か再考してみてくださいね。

冷蔵庫(冷蔵室)の整理術、その3・見えるが大事

保存容器でも色つきの物や中身が見えない物に入れていると、その存在を忘れがちです。できれば、透明なびんに詰める、透明な保存容器を使ってください。そして、この容器は9つまでと決めている方がいます。あまりたくさんだと管理できないからだと思います。

理想の設計図を描く(冷蔵庫(冷蔵室)の中の置き場所)

ご自分の家庭の冷蔵庫(冷蔵室)の中身をよく見てから、食品をどこへ置けば取り出しやすいか考えながら、理想の置き場を描きます。

入れなくてもよい物
土つきの野菜(ジャガイモ、玉ねぎ、ごぼう、山芋など)など、そう言えばスーパーでも冷蔵庫へ入れていないですね。でも、買いだめはダメですね。
グループ分け
早く食べないといけない物は、一番目の着く場所へ置きます。また、朝食に使う物をカゴなどへ入れてセットにしておくと便利ですね。中段辺りには、よく使う食材を置きますが、背の高い品物は、両端の壁際に置くと、中がよく見渡せます。上段には、お子様や背の低い方は取り出しにくいので、あまり使わない物やビールをたくさん冷やす家では、ビールを冷やす場所に使ってもよいようです。また、上段はフリーコーナーとして、いざという時のコーナーとして開けておくこともよいです。
見える収納
冷蔵庫の中が一目で見えるようにするのが、理想です。そうすれば、消費期限切れもないし、さっと取り出せて消費電力も少なくて済み、エコに繋がります。

冷凍庫の整理術(収納法)

立てて収納
冷凍食品や保存容器に入った冷凍食品は、立てて収納します。1つ1つを見えやすくするためです。そして、取り出しやすくもなります。
かつおぶし
だしとり用の大きいパックは、上部を切り取り、空気を抜きながら丸め込んでたたみます。丸めた物を輪ゴムで留めます。冷凍庫で保存すると味も香りもかわらないそうです。立てても、上に置いてもよいです。

野菜室の整理術(収納法)

野菜室の下には、野菜くずなどが落ちて汚くなりがちです。そこで、要らないTシャツを小さく切って、使い捨てのぞうきんにします。

野菜室はいつもきれいに
野菜室の下に大きなポリ袋を敷きます。その上に、1日分の新聞紙を敷きます。その上にチラシを置きます。それから、野菜を入れていきます。ちょっとした汚れだとチラシを替えるだけでよいので便利です。
ペットボトルの利用
2リットル以上のペットボトルの上を切り取り、切り口にビニルテープを貼ってけがのないようにします。その中にネギや葉物野菜などを立てて収納します。
牛乳パックの利用
ペットボトルと同じように牛乳パックも利用できます。素材の大きさなどで、どちらが便利か考えて利用したらいいと思います。
プラスティックかごの利用
100円ショップで売られているようなプラスティックかごを野菜室の上段に置き、使いかけの野菜を入れたり、にんにく、しょうが、みょうがなどの小物を入れます。
スチール製のブックスタンドの利用
これも100円ショツプで売られています。葉物野菜などのしきりに使います。

佐藤秀美先生の野菜などの保存法

料理栄養研究家の佐藤秀美先生が、冷蔵庫での野菜の保存法などをテレビで紹介してくださいました。

緑の葉物は、冷蔵室で保管します。つぼみ、芽、もやし、スプラウト、カリフラワー、ブロッコリーなどは、呼吸を良くするので止めるために冷凍にします。

根菜類は野菜室で保管します。夏野菜のトマト、キユーリ、ナス、ピーマンなどは、低音障害を起こしやすいです。トマトは常温で熟成させると甘くなり、リコペンが増え美肌になります。マヨネーズなどの油と一緒に摂ると吸収率が良くなります。

しじみは冷凍にします。オルニチンが8倍に増えたというデータもあるそうです。冷凍したしじみは、沸騰した湯の中で解凍します。水からしじみを入れると生臭くなったり、貝が口を開けないことがあります。また、しじみを煮る前に酢を加えると貝からカルシウムが溶け出し、カルシウムを摂ることもできます。

この場合水200mlに、酢小さじ1.5杯を入れ約8分煮ます。味噌汁にすると、酢の味は感じません。

佐藤先生の冷蔵庫は、冷蔵室の上部にお惣菜、下部に葉物野菜。

野菜室の上部にチーズ、納豆、味噌バター、ドレッシング、開けていない牛乳、ヨーグルトなど入れます。下部には、レモン、カブ、大根(葉は切っておく)などを入れます。

葉物を冷凍する場合には、葉物を、濡らしたキッチンペーパーで全体を包み電子レンジで加熱すると、蒸したようになります。100gで1分30秒が目安です。カット野菜にして、冷凍パックに入れて冷凍します。忙しい朝でも冷凍したまま湯の中に入れれば、味噌汁の具になりとても便利です。

冷蔵庫の臭い消し

重曹・・・重曹をコップなどの小さい容器に入れて置きます。フタはしません。

コーヒーのかす・紅茶かす・・・コーヒーの出がらしを紙フィルターのままお皿などの上に置いて、冷蔵庫の奥へ置きます。紅茶かすも利用できます。

家族もまき込んで、冷蔵庫の整理整頓

家族の協力がないと冷蔵庫の中はぐちゃぐちゃになりかねません。グループ分けが分かるように、カゴなどに書いてよく見えるように工夫するのもよいでしょう。

ちゃんと、グループ分けしてくれた時には、「助かるわ」とほめておきましょう。ほめると、続くそうですよ。

在庫を表などで管理

みそ、ケチャップ、めんつゆなどの調味料を中心に25品目を手作りの表で管理している人がいます。購入時に賞味期限を書いておくそうです。半月ほど前になったら、赤ペンで印しをつけて意識して使うようです。表はマグネット付きのファイルに入れて、冷蔵庫の扉にはりつけています。

就寝前には、使い切りたい食品のチェックをし、ミニ黒板に書いておくそうです。「アジ1枚」「きゅうり1本」などと書いておきます。残量がすぐわかり、献立も決めやすいようです。また、余った野菜を専用のカゴに入れて冷蔵庫内に置き、調理前に必ずそのカゴを見てから調理にかかるという方法もあります。

子どもさんが小さい頃は、乳製品、根菜類、冷凍食品なども表で管理したそうです。また、残り物は透明容器に入れて、棚の手前側に置きます。中身を書いた紙を貼って家族にもわかるようにするそうです。また、おかずが傷むのを防ぐには、大きさの違う密閉容器を使い分け、余った量に合わせて、小さな密閉容器に移していく方法があります。どのおかずが古いかわかりやすくなります。

食品廃棄量を減らすことは、エコに繋がります。食品を買う量が減り、冷蔵庫が整理されれば使用電力も減ります。

チルドルームの活用

チルドルームは、肉、魚、ヨーグルト、生クリーム、かまぼこなどを入れますが、しいたけや油あげを入れると切りやすくなります。

メロンの熟れたものは、熟れるのを防ぎます。漬け物も発酵を抑えるので、酸っぱくなるのを防ぎます。

サラダを食す前30分ぐらい入れて置くと、シャキシャキになりおいしくいただけます。天ぷらの具材を冷やしてから揚げると、カラッと揚がります。

買い物の時からの工夫

友の会のベテラン主婦の方のアイディアだそうです。

買い物かごを2つ用意
スーパーなどに置かれているショッピングカートの上下にかごをのせます。かごの1つには、冷蔵庫に入れる物を入れます。もう1つのかごには、冷蔵庫に入れなくても良い物を入れます。そうすると、家に帰ってからの買い物の収納に便利です。
一番に肉・魚コーナーへ
メインディッシュを決めると、後の野菜などを買いやすくなるからです。
マイバッグは、レジ後のかごに入れ込む
レジ係の人に一声かけて、マイバッグを入れ込みます。そうすると、自分でマイバッグに入れる手間が省けます。

買い物から家に帰ってからの仕事

野菜を密閉容器に入れる
野菜は袋から出し、すぐ使えるように密閉容器に入れ替えます。密閉容器の底にはスノコを敷いておきます。ブロッコリーなどは、すぐに茹でてよく振って水分を飛ばしてからしまうと3~4日は使えます。
レジ袋は畳んで収納
レジ袋は、まず縦を半分に折り、そして4等分にします。レジ袋は、全て同じたたみ方をします。それを、立てて収納します。大きい袋は長く、小さい袋は短くなるので、一目で袋の大きさがわかるので便利だそうです。
冷蔵庫にはゲストルームを
冷蔵庫には空きスペースを作っておくと、何かと便利です。突然のいただき物とか。

消費期限と賞味期限

消費期限
消費期限は、お弁当や総菜などの傷みやすいものにつけられています。だから、消費期限の過ぎたものは食べないようにします。
賞味期限
賞味期限は、日持ちがする物につけられています。おいしく食べられる期間を表しています。過ぎてもすぐに食べられなくなるものではありません。

デパートでは、1/2ルールというのがあったそうです。賞味期限が1/2残っている物しか売らないと言うルールです。ジャムや缶詰は、2~3年の賞味期限がありますが、賞味期限が残り1年以下だと廃棄処分にしていたそうです。

デパートでは、進物用品を扱うことが多かったので、そのルールが一般のデイリー用品にまでも適応されていたそうです。デパートによっては、賞味期限が残り1/3で撤去する所もあるようです。

食品ロス、食べられるのに捨てられている物が、日本では500~900万トンもあるそうです。

そこで、デパートでは、賞味期限が近い物や訳あり商品(われせんべい、われたらこなど)などをセールとして売り出しをしています。

デパートで厳選された商品だとして、人気のようです。

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更新日:2020/03/15