危険生物
この地球上には、人間にとって危険な生物がたくさんいます。今まで全く知らなかった危険生物楽天 もあります。沖縄などの海にいるイモガイで、海水浴をしていて刺されおぼれ死ぬという例も多いそうです。
本州に住む私たちは、そういう情報を全く持っていません。沖縄で泳ごうと思って行く方も多いと思いますが、十分注意が必要です。
危険生物の1位~25位
危険な順位 | 生物名 | 毒や症状など |
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1位 | イモガイ | 沖縄ではイモガイは、殺人貝と恐れられています。しかし、本土の人には全く知られていないと言った方がよいです。珊瑚礁、砂地にいて、毒のモリを発射。沖縄、鹿児島、千葉、和歌山、高知で見られる。沖縄には110腫のイモガイがいる。きれいな貝なので持ったりしていると毒のモリで刺されて危険。中でもアンボイナは、コブラの37倍の毒を持ち、生物界最強と言われる。刺された痛みはあまりなく、毒がまわると、めまい、呼吸困難、呼吸停止。 |
2位 | ホオジロザメ | かみつかれると致命傷になる。鋭利な歯は正三角形で縁がのこぎりのようにギザギザしている。匂いに敏感なので出血などしていると寄ってきて危険。 |
3位 | ホッキョクグマ | 肉には、せん毛虫という寄生虫がいることがある。肝臓を食べて死亡することもある。 |
4位 | スズメバチ | 毒により急性アレルギーの症状を起こし死に至ることもある。 |
5位 | トラ | 家畜や人間を捕食することもある。 |
6位 | ゾウ | 成獣のオスには、一定の間凶暴になる時期がある。 |
7位 | オニダルマオコゼ | 背びれに毒の棘がある。激痛、局部は腫れて紫色になる。吐き気、神経麻痺、呼吸困難、関節痛が起きる。 |
8位 | ヒグマ | ヒグマに襲撃されると逃げることが難しい。 |
9位 | ヤドクガエル | アルカロイド系の神経毒を持つ。皮膚に常に毒を分泌している種類もあり、触ることも危険。 |
10位 | ヤマカガシ | ハブの15倍。深くかまれると危険。出血毒で血小板を破壊する。 |
11位 | ヒョウモンダコ | 触るとかみつくことがある。猛毒のテトロドトキシンを含んでいる。 |
12位 | サソリ | 尾の先に毒針がある。最強の毒を持つのは中東にいるデスストーカーという種類。 |
13位 | シャチ | アザラシに間違えられて人間が襲われることもある。暗い色のウエットスーツにはご用心。 |
14位 | ハブ | ハブの毒は、タンパク質をとかす物質で、血管組織を破壊。 激痛が襲い、傷口から出血し、内出血も広がる。 |
15位 | イソギンチャク | ウンバチイソギンチャクなど、毒が強いものもある。 |
16位 | ワニ | 血の臭いに引き寄せられて来ます。 |
17位 | アライグマ | アライグマ回虫が恐れられているが、日本では確認されていないようです。 |
18位 | ブラックマンバ | サバンナに生息。気性が荒く、毒の強さ、素早さなど非常に危険な毒ヘビ。ブラックマンバは頂点捕食者と言われ天敵がいないようです。 幼ない頃にはヘビクイワシに食べられることもあるそうです。。 |
19位 | シュモクザメ | 人を襲った例は多くはない。 |
20位 | エイ | 背びれが毒針に変化していて、刺さると非常に激しく痛む。 また、シビレエイは強力な電気を発する。 |
21位 | カバ | 自分の縄張りに侵入したものは、攻撃することがある。 |
22位 | イノシシ | 突然、至近距離で出くわすと、襲ってきます。 |
23位 | オニヒトデ | オニヒトデの体表面には大量の有毒の棘が生えており、ヒトの皮膚に刺さると激しい痛みを感じ、アナフィラキシーショックによって重症に陥ることがある。 |
24位 | コブラ | むやみに人をかむわけではない。 |
25位 | グンタイアリ | 人間も襲われることがあり、かみつかれると痛みを伴う。無理に引き剥がそうとすると皮膚が切れて出血してしまう場合があるので注意を要する。 |
下の欄に、危険生物の26位から50位を記しています。
2010年、秋の熊の出没の状況
北海道には、危険生物8位のヒグマがいます。大きい成獣で、体長230㎝、体重250kgだそうです。
本州以南には、ツキノワグマがいます。体長150㎝、体重120kgだそうです。
ともに雑食性で、10~11月頃冬眠準備のために活発に動くそうです。本来は人への警戒心が強く、人に気づくと隠れるそうです。
2010年、秋の人身被害など
- 10月12日、福井県勝山市
- 高齢者介護施設の玄関から侵入し、女性看護師(56)がけがを負った
- 10月14日、山形県長井市
- 中学校昇降口を清掃中の男性職員(59)が体当たりされて軽症を負った
- 10月16日、京都府福知山市
- 網戸を破って民家へ侵入し、男性(81)2人がけがを負った
- 10月18日、北海道斜里町
- 親子のヒグマ2頭が商店街を歩き回る
- 10月19日、富山市
- 浜辺で釣り中の男性(36)が背後から襲われて軽症を負った
- 10月20日、宮城県村田町
- 山形自動車道を横断中のクマがワゴン車と衝突しクマは即死した
- 10月21日、山形県飯豊町・和歌山県九度山町
- 飯豊町では、住宅街にクマ3頭が出没し、8世帯が避難。近隣小学校が休校になった。九度山町では、イノシシ用のワナにかかったクマがワナを壊して山へ逃げた。
2010年度、捕殺を中心とした捕獲数は、9月までに2366頭でした。昨年に比べて大幅に増えたそうです。84人の被害者の中には、死者4人が含まれています。(北海道2人、福島1人、鳥取1人でした)
クマの出没が増えた理由
- 餌不足
- エサのドングリが不足していることが原因と見られていますが、柿なども食べるようです。しかし、夏の猛暑で、何もかにも不作かもしれません。きのこだけは、たくさん生えているようですが。今年は、春先の低温でドングリの花がつかず、夏の猛暑で実が小さいまま落ちたそうです。
- 熊のベビーブーム
- 2007年秋は、ドングリが大豊作でクマの栄養が良く、多くのクマが生まれたそうです。2008年も豊作で、この世代のクマが大きくなり、ドングリが間に合っていないことが考えられるそうです。そう言えば、子連れのお母さんもいますね。
- 耕作放棄地が増えた
- 過疎化で手入れが行き届かない耕作放棄地が増えたことで、クマがエサを取れ、身を隠せる場が市街地に隣接するようになった。ハンターの減少で人間の怖さを知らないクマが増えている。
- ハンターの減少
- 大日本猟友会によると、1980年に37万5000人いた会員が、2009年には11万9000人に減ったそうです。高齢化も進んでいます。
クマ・熊との共存を探る
- NPO法人「ピッキオ」
- 長野県軽井沢町にあるNPO法人「ピッキオ」は、森の食物連鎖の頂点に立つ、クマの保護の必要性を訴えています。ワナで捕獲したクマに向かって犬を吠えかけさせ、人間の怖さを教えて山へ帰す「学習放獣」を続けています。
- 京都府の自治体
- 野生動物が身を隠す場所をなくし、発見しやすくするために、山裾の下草刈りを実施し、人里と森との緩衝帯を作っています。
クマに出くわした時の対処法
- 普通は、声を出したり、軽く「おーい」と声をかけたりすれば、逃げていくそうです。
- 熊は、人間が走って逃げると、興奮しているから反射的に追いかけるので、絶対にダメです。
- 熊は視野が狭いので、色の見分けがつかないそうです。電柱や樹木の前後に立ち、じっとしていれば電柱と思い込んで通り過ぎるそうです。勇気がいるが、動かないことが安全だそうです。
- ゆっくりと後ずさりして距離を保ち、去るまで待つのが望ましいそうです。荷物を投げつけるのは、興奮をあおり逆効果です。
- 逃げられないと思ったら、しゃがみ込んで身を丸めます。ツキノワグマには噛む習性があるので、地面に伏せ、首や後頭部を両腕で抱えて守ると、致命傷を避けやすくなるそうです。
クマによる被害(県と人数)・2003~2008年
クマによる人身被害の人数と被害者の多い県 | ||||
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年度 | 総数 | 1位 | 2位 | 3位 |
2008 | 55人 | 長野12 | 岩手10 | 福島 富山5 |
2007 | 50 | 秋田8 | 岩手7 | 岐阜6 |
2006 | 150 | 長野18 | 岩手16 秋田16 |
福島 新潟11 |
2005 | 59 | 岩手17 | 長野9 | 青森 山形 富山4 |
2004 | 115 | 富山25 | 福井15 | 岩手 秋田11 |
2003 | 53 | 岩手11 | 福島8 | 長野7 |
クマ(ヒグマ、ツキノワグマ)に襲われて被害にあった人の数です。死者が出る年もあります。森林や付近の集落での被害がおおいそうです。
2004、2006年には、餌のドングリ類が不作で人里にたくさん出てきたようです。農村の高齢化で森や農地が荒れ、クマが生活圏に近づきやすくなったこともあるそうです。
再捕獲、クマ、殺処分(2010.11)
岡山県は、2010年11月17日、県北部を中心にツキノワグマの目撃や捕獲が相次いでいる問題を受け、津山市内で緊急対策会議を開き、民家近くで再逮捕されたクマについては、地元と協議したうえで殺処分する方針を示しました。
会議には、出没件数が最多の美作市や西粟倉村など10市町村の職員、警察、猟友会の会員など約30人が出席し、安全対策などを協議し、民家近くで捕獲され山に放したクマが、民家近くで再捕獲された場合には、薬物で殺処分する方針が示されました。また、市街地などに出没した場合も緊急対応として駆除(射殺)を認めることが明らかにされました。
これまで、岡山県は、県北東部のクマは10頭程度として「絶滅危惧1類」に指定し、保護に重点を置いた管理計画に基づき、捕まえても個体識別の札をつけ、唐辛子スプレーをかけて人里に近づくと不快な思いをすることを覚えさせて奥山へ帰してきました。
しかし、こうした対応に不満を募らせた美作市などの首長は、県に安全対策の強化を求める要望書を提出するなどしていました。
ツキノワグマの県内の出没は、2010年度は153件(11/17現在)で、2009年度の23件(11月末)を大幅に上回っています。捕獲数は42頭で、うち再捕獲は4頭です。
コガタスズメバチ?の巣
2009年6月、思いもよらず、コガタスズメバチらしきものに刺されました。
6月14日に梅を取りました。草の中に梅の木が埋まっているような状態でした。まず、夫が草刈り機で梅の木だけ残して草を刈ります。その後で、私が梅を取ります。 大きい梅の木が5本、小さい木が8本あります。小さい梅の木に写真のような蜂の巣がありました。珍しいのでキョロキョロしておりました。つぼを逆さまにしたような巣は初めてです。つぼの左手には、梅の実があります。 写真を取ったり、眺めたり、梅を取るのに葉の裏の梅を見落とさないように木の回りをぐるぐる回っていました。 そして、この位置で巣をのぞき込んでいました。 |
突然、左膝の上10センチ辺りを針で「グサッ」深く刺されました。「やられた」と思って辺りを見ると、黒っぽくて細長い蜂が1匹逃げていきました。巣が小さく、美しいので警戒をおこたっていました。
蜂は、「もしかして、巣を取られるのではないか」と、心配していたかもしれません。 初めは、刺された辺りが痛みましたが、すぐに気にならなくなり梅取りを続行しました。
コガタスズメバチ?に刺された
24時間後位から張れと赤みが気になり出しました。翌日は、もっと腫れがひどくなり、患部には熱も出てきました。3日後も腫れ、熱がありましたが、少し回復のきざしか、かゆみが出てきました。かくと痛くてそっとかきました。4日後は腫れが少しひきはじめました。かいても痛みは強くありません。5日は腫れもほとんどひきました。1週間でほぼ治りましたが、刺し後は、赤く残り、腫れていた部分も薄いピンクの跡が残っています。完璧に消えるには、後1、2週間はかかりそうです。 |
もう二十年も前に蜂に刺されたことがあります。刺した相手を見ていないので、蜂なのかアブなのかよくはわからないのですが。
植木を刈り込んだ後、木を片付けようと素手でつかんだ瞬間に指先に針が刺さりました。この時にはズキズキと長い間痛みました。
今回は脂肪の多い場所で痛みがあまりなくて助かりました。珍しい蜂の巣の写真が撮れたけれど、大変なめに会いました。
こんな巣を作るのは、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチだそうです。刺した蜂を一瞬見ただけなので、はっきりとはわかりませんが、コガタスズメバチだったのかなと思っています。この状態から巣をもっと大きくしていき、完成したら丸くなるようです。
スズメバチの巣、2010年秋
2010年の猛暑は、過去130年で最高の暑さでした。そこで、スズメバチも暑さ対策のために巣を冷ますべく、羽を動かし続けていました。そのストレスのためか、ひどく攻撃的になっているそうです。
暑さのために、一度作った巣をもう少し涼しい場所へと引っ越ししたために、巣がたくさんできたそうです。巣の撤去業者は、去年の2倍の撤去をしているそうです。
暑さの苦手なキイロスズメバチなどは、水辺の近くや木陰に巣を作っているようです。
- スズメバチに刺されないためには
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- 巣に近づかない。
- 暗い色の服は避ける。熊が天敵で、熊の黒い色を攻撃してきます。
- 身を低くして蜂を避ける。急には動かず、ゆっくりと動く。蜂は下の方は、見にくいそうです。さっと動く物の方へつられて行くようです。
- もしも、刺されたら、刺された場所を冷やして、痛みや反応が激しければすみやかに医者へ行ってください。
危険生物の26位~50位
危険な順位 | 生物名 | 毒や症状など |
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26位 | クロガシラウミヘビ | 淡黄色で黒い横の帯がある。 神経毒で全身の倦怠感,筋肉痛,運動障害,呼吸困難,麻痺そして死に至ることもある。 |
27位 | ライオン | |
28位 | スッポン | 性格が臆病なので防御のため強くかみつく。 かみつかれたら水に戻せば逃げるとか。 |
29位 | クマネズミ | |
30位 | ラッパウニ | 素手でさわると手を切り、そこから毒が入ります。 |
31位 | フグ | テトロドトキシンで中毒を起こす。 |
32位 | キタキツネ | 寄生虫エキノコックスを持っていることがあり、人にもうつることがある。 |
33位 | カミツキガメ | |
34位 | スベスベマンジュウガニ | 有毒ガニで食べられない。 |
35位 | イラガ幼虫 | 刺されると電撃的な痛みが来る。 |
36位 | イシガキダイ | 大型のイシガキダイは味が落ち、シガテラ中毒の危険もあるので食用にはむかない。 |
37位 | セアカゴケグモ | 有毒の小型のクモ。1995年大阪で見つかった外来種。 |
38位 | ゴリラ | |
39位 | カモノハシ | 肉食性、カモノハシの毒で人間が死んだことはない。 |
40位 | カツオノエボシ | 電気クラゲと呼ばれる。刺されると強烈に痛み、刺されて死亡した例もある。 |
41位 | インコ | 口うつしで餌をやることでオウム病に罹ることもあり、まれに死に至ることもある。 |
42位 | ヤシガニ | ヤシガニが食べたものによっては毒を蓄えることがある。 |
43位 | ジャイアントパンダ | |
44位 | ヒャン | コブラの仲間。毒性は強いが小型なので量が少ない。 |
45位 | ヒアリ | こどもやアレルギー体質の人が刺されると、重篤な症状に陥る。 |
46位 | サイ | |
47位 | ハマダラカ | マラリアを媒介します。 |
48位 | ニホンザル | |
49位 | ヒキガエル | 皮膚に毒があり、白い液。失明する場合も。 |
50位 | ヒョウ | 家畜や人も襲うことがある。 |
この他にも、トリカブト、福寿草、ドクウツギ、レンゲツツジ(蜜に毒あり)、毒きのこ、カメムシ、ズグロモリモズ、ピラニア(出血したら寄ってくる)、デンキウナギ(850vの電流)、カンディル(人食いナマズで内蔵を食い破り血を吸い尽くす、吸血魚)などがいます。
それぞれの特徴を知って、毛嫌いするのではなく地球の仲間として仲良く生きていきたいものですね。そして、この生物達が持っている毒が、いつか人間にとってかけがえのない物(薬など)に変わることもありえます。2009.6.23