衣類の収納術
衣類(服)は気がつくと、家にたくさんあふれかえっていませんか。新しい服は気軽に買うのですが、今まで着ていた服は愛着があったり、まだ使えるともったいなく思ったりでなかなか捨てられません。そうすると、着ない服が収納場所に入り切らなくなり、山積みになったりします。
そんな時の解決法をテレビでやっていました。ベテラン主婦の方が、やさしく教えてくださいました。
衣類が片付かない悩み4は
- 着ない服を処分できない
- 出しっぱなしになっている
- 収納スペースが少ない
- 着たい服が探せない
衣類の適正量(枚数)を知るべし
一人の人が、四季を通して着る服の数(衣類の適正量)の理想的な総数は、100~150点だそうです。これ位が自己管理しやすい数だそうです。これには、靴下や下着は含まれません。
ちなみに、友の会のベテラン主婦の皆さんは、85点、72点、57点(夏物を減らしたから減った)という数を持たれていました。
85点の方は、少ない数なのでコーディネートできるものしか買わないと言われていました。
72点の方は、娘さんと供用の物があるそうです。
57点の方は、夏物を減らした所だそうで、ちなみに靴は3足ということでした。
持っている服を全部出して並べる
さてさて、いくらあるのでしょうか。
まず、自分の服の数を全部数えることから始めます。全部の数を数えることで、数字で実感することが大切だそうです(心と頭の整理のため)。が、なかなか一人で全部出しても片付けられませんね。友人・知人など気軽に助けてもらえる人はすぐに実行できますが、そうもいきません。
まず、今出ている夏物(合物、冬物)だけでもやってみる価値はありそうです。しかし、押し入れなどに眠っている夏物もこの際出して数えないといけませんね。
靴下などの小さい物から始めたり、タンス一竿、収納ボックス一つで始めるのも良いそうです。が、いろんな場所に夏物などが分散している場合が多いようです。
衣類の仕分け(分類)
たくさんの服を全て出し切った後には、この服を分類していきます。「この1年間で着る服」と「着ない服」に分けます。どちらか迷った場合は「考え中」の箱へ収納します。
着る服は、ゴールデンゾーンに置いて、取り出しやすくしておきます。
着ない服には、似合わない、着心地が悪い、着る機会がない、サイズが合わなくなった、ハデになったなどがあげられます。
着ない服は、リメイクする、友人にあげる、リサイクルへ出す、掃除用に使うなどします。とりあえず、クローゼットからは出します。着ない服が、すぐに処理できない時には、取り出しにくい場所へ置きます。
思い出の品などは、「熟成箱」に入れてよく考えます。自分と向き合い、物がある不自由さにも気づくことが必要なようです。物が入ってきたいきさつなどもよく考えてみると良いそうです。
パンツ(ズボン)・スカートのしまい方(収納法)
- 収納ケースの深さに合わせる
- パンツは収納ケース楽天 の深さに合わせて、四つ折りか、六つ折りにします。そして、最後にパンツ(ズボン)のすそを腰の部分に入れ込みます。そうすると崩れることがなく便利です。スカートも同じように収納ケースの深さに合わせて折ります。
- ブックエンドの利用
- パンツ(ズボン)とスカートの間にブックエンドを入れて、分けておきます。境目が一目瞭然で便利です。
- 外にはラベルを貼る
- 収納ケースの外には「パンツ(ズボン)・スカート」などと書いたラベルを貼っておくと家族にもよく分かります。
Tシャツ・長袖シャツのしまい方(収納法)
- 収納ケースの深さに合わせる
- Tシャツの袖だけを後ろ身ごろ側へ折ります。そして、すそを頸の所へ持ち上げて2つ折りにします。それを、縦に3つ折りして収納ケースに立てて入れます。長袖シャツも同じ要領でたたみます。袖はしわになりにくいように、真横に折ります。
- 重ねて置く場合
- 重ねて置く場合には、お店で売っている時のようにたたみます。そして、服の下にカレンダーぐらいの硬さの紙を敷いて重ねます。取り出す時には、紙ごと服を取り出すようにすると、下の服が崩れません。Tシャツ1枚に敷き紙1枚がセットです。
服のしきりに使う物
- 牛乳パック
- 1000mlの牛乳パックをしきりとして使います。上の部分は切り開きます。側面の一つの角を下まで切り進め、そのまま底辺を斜めに切ります。開いたら中央を山折りします。山折りした底の部分をきれいなビニルテープで止めます。切り口などもビニルテープで巻くと手に優しいし、美しくなりますね。二つの牛乳パックを繋ぎ収納ケースに合わせます。重ねしろを工夫すると、長さは自由になります。
- 紙箱
- 空き箱を使って、靴下やハンカチなどの小物のしきりをします。深い収納ケースの場合には、箱を2段や3段にすることで、夏物の靴下や冬物の靴下を簡単に入れ替えることができます。
- 透明ファイル
- 透明ファイルにスカーフを入れると、ばらけないで便利だそうです。たくさんのスカーフを持たれている方には朗報だと思いました。柄も見やすいのでいいですね。
使いやすい場所をゴールデンゾーンに
クローゼットの一番使いやすい場所を、その季節の服の保管場所にします。そして、夏物と冬物を入れ替えます。
合い物は、ゴールデンゾーンの隣に置きます。合い物は春と秋の2回使うことや、夏の終わりや冬でも使うことがありますから、比較的目に付きやすい場所が良いと思います。
衝動買いは止めよう
バーゲンで安いからと買って使わない物も多いようです。片付けることで、本当に必要な物、要らない物も見えてきそうです。
衣類を大切に扱う気持ちも芽生えてくるようです。人ごとではなく私も少しは片付けようと思います。