犬のしつけ
NHKの「あさイチ」で犬のしつけについて放送していました。今、ペットとしてたくさんの犬が飼われています。犬の可愛い仕草は、ストレスを忘れさせ心を癒してくれます。
しかし、犬の高齢化により、長年飼っていた犬を捨てたり手放したりする人も出てきました。家族の一員であった犬は、最後まで面倒をみてあげて欲しいものですね。
現在は、室内犬を飼っている人が多く、室内飼育率は73%だそうです。
犬のむだ吠え
ある犬は、お客さんが来た時も帰る時も、散歩中もなき続けるそうです。唯一なかないのは、娘さんがバイオリンを弾いている時だけです。
バイオリンを弾いている時には、みんな静かにして動かないので、安心しているからだそうです。そんな犬を犬の躾の専門家が指導してみました。
2週間経った頃に、友達がやってきてあまりの犬の静かさに驚いて言いました。「病気なの元気ないね」
犬のむだ吠えを治すトレーニング
インターホンが鳴ったら、ワンワンとむだ吠えをして困っています。それを直す訓練です。
- おやつをインターホンのすぐ近くに用意しておきます。(いつでもやれるように)
- インターホンが鳴ったら、犬に「おすわり」をさせます。
- 「おすわり」をしたら、おやつをやります。
- そして、インターホンに出ます。
犬楽天 になくよりも、おすわりをした方が得だと学習させます。犬が変わったのではなくて、飼い主が変わったのだとトレーナーの人は言います。犬にとっては、インターホンがなったら追い払うことが仕事なのです。
叱り続けて11年だったようです。早くこういう方法を知っていたら、犬も飼い主も随分と楽だったのに。
おもちゃの中におやつを入れるタイプもあるそうで、そんな物を与えても良いようです。おやつは、1日分のエサの中から差し引くようにします。
散歩中の引っ張り癖
ある家のラブラドールレトリバーは、散歩中にぐいぐい引っ張っていくので、困っています。
散歩中の引っ張り癖の直し方をトレーナーが教えていました。
- 犬に胴輪を使います。
- 飼い主の利き手のポケットに、おやつがすぐに取り出せるようにおやつを直接入れておきます。
- 少し歩いてから、ほめてからおやつをやります。
- また、少し歩いてから、ほめてからおやつをやります。この繰返しです。
- 毎日、継続して練習をします。
家でも大暴れをしていたこの犬は、落ち着いている時にほめてからおやつを与えることで、家族もやっと家で落ち着くことができました。
犬の超高齢化への対策法
現在の犬は、家の中での生活、ドッグフードのみの食事、何か調子が悪ければすぐに獣医にみてもらうことなどで、超高齢化してきているそうです。
そこで、ペットケア施設やリハビリや介護を行う施設も登場しています。
ペットケアマネージャーは、認知症の犬の介護をしています。夜に歩きまわる、食べたのにまだちょうだい、と人間と同じ症状のようです。
アンチ・エイジング・トレーニングも流行っているそうです。犬は、5歳くらいから中年太りになります。
脳トレとしては、犬と人が楽しめるジャンケンをしていました。ジャンケンは、パーは「お手」、チョキは「おかわり」、グーは「待て」を使います。これは、犬が動けなくなっても楽しめるので良いそうです。
様々な質問に専門家が答える、Q&A
- 羽毛布団をかじって困る
- 犬を布団のある部屋に入れないようにします。また、丈夫なカバーをつけるなど、先に対策を取るようにします。
- 飼い犬が威嚇する
- 唸る時には、必ず原因があります。その時の状況を紙に書いていき、調べます。何か思い当たることがあるはずです。
- トイレの管理ができません
- 失敗させないこと、うまくいったら誉めてやることなどちゃんと管理することが大切です。
- 人間嫌いで困る
- 3ヶ月ぐらいから慣らすのが良いです。とりあえず、抱っこして散歩するなどします。
- 犬の偏食に困っている
- エサをやって食べなければ、下げます。それを繰返します。お腹が空いたら食べます。
- 掃除機にビビります
- いきなり、掃除機をかけるのではなく、ゆっくりと慣らしていきます。
- 飼い主が家をでる時の服用により、家で暴れている
- 飼い主が制服で家を出ると、おとなしく待っているが、普段着で家を出ると暴れて血だらけになっているそうです。・・・獣医の行動治療科へ行くことを薦めていました。
- 小型犬が床で滑る
- すべらないように、タイルカーペツトなどを敷いてやります。犬の骨折や脱臼を防ぐ必要があります。
- 犬に服やくつをはかせることは
- 服は防寒や抜け毛の防止になります。飼い主が見ていない時には脱がせましょう。無理やり着せるのはダメです。
犬と言えども、人間と同じですね。言葉は喋らなくても気持ちは伝わります。子どものように愛情をかけ、しつけをしっかりとすれば、飼いやすい犬になってくれそうですね。
そして、最後まで家族の愛情をうけて生きていかれるようにしてあげてください。