吉備津彦神社
前回の吉備津神社に続いて、吉備津彦神社を紹介します。祭神は、吉備津神社と同じ大吉備津彦命です。吉備津神社の分社と推定されているようです。平安末期には庄園などもあり、中世には武家、庶民から崇められていたようです。また、江戸時代には岡山藩主池田氏が300石の社領を寄進されたようです。
門の前にいる獅子です。東側にももう一体います。備前焼で作られているようです。 古い物なのでしょう。所々ひびが入っていて、修復されています。 |
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池には鴨?が泳いでいました。羽の色はいろいろあるのですね。10月中旬となり朝夕は肌寒くなってきましたが、水鳥たちには良い季節なのでしょうか。 | |
亀島の前では、カメが日光浴をしていました。石の上に登れるだけ乗ったという、カメ満載の状態でした。 その向こうでは、見つめ合っているカメがいました。愛を語り合っているのでしょうか。 |
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まず、立派な門が見えます。しめ縄が三つ編みのようになっていて珍しいと思いました。 |
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お清め所で、口をすすぎ手を洗います。そして、階段を上がると拝殿があります。 | |
拝殿を階段の下から見たところです合格祈願楽天 などをする人が拝殿の左側の建物で待っておられました。 | |
拝殿を中心に左右に立派な常夜灯があります。 | |
拝殿の右側に、今年の干支の牛の絵が奉納されていました。とても雄々しい牛ですね。 | |
平安杉と書かれていました。平安時代から続くこの吉備津彦神社の変遷を見てきた、物言わぬ証人かもしれませんね。 樹齢1000年と言われています。 |
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拝殿を裏から見たところです。立派な建物です。 | |
本殿です。神々しく光が差し込んでいます。写真を撮るときには何も感じなかったので、神秘を感じたり、本殿などはむやみに撮るものではないと反省したりしました。太陽とカメラの位置によるものと思われます。 |
吉備津彦神社の住所:〒701-1211 岡山市一宮1043 Tel 086-284-0031 Fax 086-284-0041
道案内:JR岡山駅からJR吉備線で備前一宮駅下車、約0.3km。徒歩で5分。
・山陽自動車道岡山ICから国道53号を岡山市街方面へ約2km津島の交差点を右折、180号を総社方面へ3.5km。
・岡山自動車道総社ICから国道180号を岡山市街方面へ約8km。
・駐車場約100台可能です。
吉備津彦神社の歴史
吉備津彦神社は、平安時代から続く由緒ある神社です。
1677年 池田岡山藩主から300石の社領を寄進されました。
1697年 社殿を再建しました。
1928年 国弊小社に昇格
本殿の特徴
三間社流造(さくげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)、花崗岩の亀腹を基壇に設けすべてケヤキの白木造り。かえる股中央には、吉備津彦命の菊花紋が入れてあります。
吉備津彦神社の御田植祭と花火大会
8月2日の午後10時、御羽車に稲苗を乗せて風と水の神を祀る「鶴島」と「亀島」に運び、神池に設けた2ヶ所の祭場で同時に暗中おごそかに神事が行なわれます。風水害を鎮め、五穀豊穣と万民の平穏を祈願します。
8月2日の午後8時頃から夏祭りの行事として花火大会が行われます。盆踊り、露天も出てにぎやかに夏を楽しめます。混雑を避けるために神社周辺への自動車の乗り入れはできません。
8月3日午後4時から 御幡献納祭が行われます。田歌を歌いながら18本の御幡の行列が神池を一周します。御幡の白布は帆船の帆を表現し、先端のうちわと扇は風を表しています。最後に御幡先端の扇を随神門前の観衆が奪い取り合います。この扇を田畑に立てると害虫を防ぎ豊作となり、神棚に祭ると繁盛すると伝えられています。
吉備津彦神社のおみくじ
干支おみくじ 300円 陶器の中におみくじが入っています。
花咲きおみくじ 200円
おみくじ 100円 ふつうのタイプです。
吉備津彦神社、あれこれ
吉備津彦神社は2000年を超える歴史があります。原始の信仰はは自然が対象だったので、ご神体は吉備中山(きびのなかやま)で、拝殿は神様の出張所と考えてもよいと神主さんが言われているようです。
ご祭神は、吉備津彦命、桃太郎のモデルと言われています。吉備中山の麓の前方後円墳は吉備津彦命のご陵墓で宮内庁の管理となっています。吉備津彦命は281歳で亡くなったそうです。それにあやかって健康・長寿祈願も多いそうです。
結婚式も行われます。2009年10月、お天気も最高の晴れで白無垢の花嫁さんがひときわ輝いていました。
いちのみや朝市
場所 | 吉備津彦神社参道、随神門の周辺 |
出展品目 | 無農薬野菜・うどん・工芸品・海産物・蒟蒻・国産小麦パン・有機栽培ハーブ・黄ニラ・蓮根コロッケなど毎月変動 |
主催 | いちのみや朝市実行委員会 |