新型インフルエンザ(H1N1型)№4感染拡大の様子

2009年4月25日の新聞で初めて豚インフルエンザの発生が メキシコ楽天 で起きていることを知りました。WHO(世界保健機関)が24日に発表した内容は、メキシコで豚インフルエンザ感染の疑いのあるケースが800件、メキシコ市周辺で57人が死亡したこと、米国でも7人が感染の疑いがあるというものでした。

1日ごとに拡大する感染の状況をまとめておきたいと思います。

新型インフルエンザの感染拡大の様子

読売新聞を参考にしています。

新聞の月日 新聞の見出し 感染者のいる国
(感染者数と死亡者数)
その他
4/25 豚インフル60人死亡か? メキシコ(800?/60人)
アメリカ(7)
*最近数週間に感染が相次いだ
*米国では、1930年代から豚の間で流行していた。人の間で広く流行すると新型インフルエンザに変わる危険性がある。
4/26 豚インフル人・人感染 メキシコ(68人)
アメリカ(8)
*メキシコと米国で確認された豚インフルはどちらもH1N1型とわかった。
4/27 WHO「緊急事態」 メキシコ(1324/81人)
アメリカ(11
ニュージーランド(10)、スペイン、フランス、イスラエルなど感染疑いの人
*フェーズ3(人への新型のウイルス感染が確認されているが、人から人への感染は極めて限定されている )
*日本では、メキシコからの帰国者の検疫を厚労省が強化
4/28 インフルワクチンどちらを優先 「豚」「季節性」難しい選択 ワクチンの材料となる有精卵や施設などの関係で、ワクチンの製造をどうするかが問題
4/29 「新型インフル」宣言
メキシコ(1995/152人)
発生国は7カ国
疑いが出た国14カ国
*フェーズ4(集団レベルの流行を引き起こすウイルスの人から人への感染を確認)
4/30 米で感染拡大 メキシコ(2498/159人)
アメリカ(66/1人)
ニュージーランド(45)
カナダ(13)他6カ国
疑いが出た国18カ国
*感染が確認された国が10カ国になった。
*メキシコ人幼児、米国で死亡
*新型インフルは4種交雑、弱毒性か
*免疫なく、5割感染の可能性も
*感染源は、メキシコ東部か、4歳男児3月下旬に発症、回復
5/1 新型インフル警戒度5 メキシコ(2955/176人)正式確認は(99/8人)
アメリカ(91/1人)
確認された国は13カ国
疑いが出た国21カ国
*フェーズ5(世界の6地域のうち、1地域の複数国で継続して流行)
*大流行、一歩前
*国内侵入への備えを急げ
5/2 新型インフル、シロ判定まで20時間 メキシコ(2955/176人)正式確認は(312/12人)
アメリカ(132/1人)
確認された国は12カ国
疑いが出た国22カ国
*カナダから帰国の感染疑い高校生「陰性」
*米国籍乳児A型陽性(横田基地)
*政府、外出自粛要請も(患者発生時の新対処方針)
5/3 新型インフル韓国、香港でも感染者 メキシコ(2955/101人)正式確認は(397/16人) /メキシコ死者101人に修正
アメリカ(143/1人)
確認された国は17カ国
疑いが出た国19カ国
*メキシコ死者101人に修正
*メキシコ検査体制に不備、確認は外国医師頼み
*NYの高校「1000人症状」 生徒・家族ら、風邪、季節性も含む?
*マスク工場「モチガセ」、フル稼働
5/4 タミフル・リレンザ15道府県前倒しへ メキシコ(506/19人)
アメリカ(160/1人)
確認された国は19カ国
*警戒水準「6」数日内判断か
*韓国で二次感染疑い
*横浜で一時疑い詳細検査で陰性
*米国籍乳児も
*カナダ、人からか豚の感染確認
5/5 新型インフル感染者1000人超す メキシコ(590/25人)
アメリカ(245/1人)
確認された国は21カ国1046人
*米から帰国女性、成田でA型陽性
*感染拡大、途上国に不安
*「微熱」検疫素通り、医師不足も深刻
5/6 韓国で初の二次感染
感染者1400人超す
メキシコ(806/26人)
アメリカ(380/1人)
確認された国は21カ国1466人
*国内「疑い」3件
*メキシコ、企業・学校、再開の動き
*米国「即休校」方針見直しも
5/8 感染2132人に
米国人初の死者
メキシコ(1112/42人)
アメリカ(642/2人)
確認された国は24カ国2131人
*保健所、休日返上で対応
5/9 新型インフル「水際」検疫見直しへ
厚労省、WHO「軽度」判断なら
確認された国は26カ国2510人 *在米男児、日本人初の感染、6歳タミフルで回復
5/10 新型インフル国内初確認 死者、計48人
確認された国は29カ国で計3463人
*大阪の高校生2人と教諭が感染確認された
*カナダ帰り、成田49人足止め
*行き先不明乗客4人
*カナダで30歳代の慢性疾患を持つ女性が死亡
5/11 新型インフル4人目感染確認(濃厚接触者49人のうちの1人) 確認された国は30カ国で計4408人 *コスタリカでも死者、4カ国目
*感染の3生徒、相部屋2泊、カナダ滞在中、行動をともに
*自粛どこまで、企業苦悩
5/12 世界で感染4700人超える 死者、計53人
確認された国は31カ国で計4707人
メキシコ(1626/48人)
アメリカ(2532/3人)
*中国も渡航注意に(外務省が )
*強毒性なら、医療態勢に不安
5/13 新型インフル、休校範囲絞り込み 死者、計61人
確認された国は34カ国で計5273人
メキシコ(2059/56人)
アメリカ(2600/3人)
カナダ(330/1人)
コスタリカ(8/1人)
*タイで2人感染
*致死率0.4%、アジア風邪並み(WHOなどの分析)
5/14 「濃厚接触」停留7日に 死者、計63人
確認された国は34カ国で計5957人
メキシコ(2282/58人)
アメリカ(3009/3人)
カナダ(358/1人)
コスタリカ(8/1人)
*5人「濃厚接触」誤り
*中国と香港2人目感染確認
*「濃厚」カナダ人出国
5/15 感染3人、きょうにも退院 *指定病院、担当医1人16%体制不備「重症診る自信ない」
5/16 新型インフル、47人停留解除 *47人は、府立高校の生徒・教諭計31人と乗客14人と乗員2人
5/17 神戸で8人国内感染(渡航歴なし) *大阪でも遺伝子検査で9人濃厚
*政府、対策レベル引き上げ
5/18 国内感染拡大92人 *大阪・兵庫の高校生ら、休校府下676校
*軽症なら自宅待機(大阪府方針)
*感染源、検疫すり抜けた渡航者か(291人と連絡とれず)
5/19 感染拡大163人に *高校生以外も、兵庫・大阪臨時休校
*「季節性並み」対応変更へ、厚労省
*「軽症」11人退院、神戸
*感染対応、地方は切実
5/20 国内感染者193人 *神戸市、遺伝子検査の中止検討
*欧米、予防マスク疑問視
*途上国へのワクチン難題
*日本国内製造能力 2800万人分
5/21 国内感染者266人(4都府県で) 世界の感染者1万人超えに *東京、初の感染者(NYから帰国の高校生)
*国内検出ウイルス、タミフル耐性なし
*新対応策、軽症は自宅療養など
5/22 国内感染者292人(6都府県で) *京都の小学生感染、神奈川の高校生も
*新型インフルを「季節性並み」認定
5/23 国内感染者317人(7都府県で) *新たに埼玉県で確認
*兵庫・大阪の新規感染減少傾向に
*10代が84%
5/24 *簡易検査すり抜け3割
5/25 確認された国は48カ国
韓国では21人に
*クウェートでも新型インフル
*予防マスク買い占めないで(品薄続き、厚労省困惑)
5/26 国内感染者348人(8都府県で) *福岡県でも確認
*兵庫・大阪3900校再開(97校は休校を継続)
*来年度にも新薬を販売(第一三共、塩野義)
5/27 国内感染者353人(9都府県で) *静岡で7歳感染
5/28 国内感染者364人(10都府県で) *和歌山で初感染
5/29 国内感染者367人(10都府県で) *大阪、兵庫患者85%回復
*初の感染者より2日早く2人発症
5/30 国内感染者370人(10都府県で) *大阪・神戸同一ウイルスで感染、成田と別
6/1 国内感染者379人(12都府県で) *新潟・山梨で感染、米国から帰国者
6/2 国内感染者382人(13都府県で) *愛知の女性感染、ハワイから帰国
6/3 国内感染者390人(13都府県で) *近畿ブロック知事会、新型インフル「安心宣言」
6/4 国内感染者404人(16都府県で) *徳島県の米国から帰国の女性感染
*兵庫県、知事が安心宣言
6/5 国内感染者410人(16都府県で) *新型インフルワクチン2000万人分年内に、接種11月頃から
6/6 国内感染者413人(16都府県で) *京都が安心宣言
6/8 国内感染者432人(16都府県で) *福岡の小・中学生11人が感染
*新型インフル、混乱の1ヶ月
*第2波に備え、高校にも監視網・簡易検査時間短縮
6/9 国内感染者445人(16都府県で)
6/10 国内感染者480人(16都府県で) *米国から帰国の男性感染
6/11 国内感染者516人(16都府県で) *第2波新型インフル対策、病原菌で3段階対応、軽度でも5万人死亡想定
6/12 国内感染者544人(17都府県で) *デュッセルドルフ日本人学校で、中学生27人が感染
6/13 世界の感染者数28000人以上、死者は144人 *WHOは11日に「フェーズ6」へ引き上げた。
6/14 国内感染者591人(22都府県で)
6/16 国内感染者624人(25都府県で)
6/20 国内感染者774人(33都府県で)
6/21 国内感染者816人 *早大院生2人感染
6/23 *フィリピンで女性(49)死亡、東南アジアでの死者は初めて
フィリピンの感染者数は445人
6/26 国内感染者1007人(38都府県で) *5月の感染者のピークが5/17日で67人、6月の第2ピークが6/10日で42人となっている。

タミフル耐性新型インフルエンザが、国内で初確認

2009年7月3日の読売新聞によると、6月末にデンマークで世界初のタミフル耐性ウイルスが発見されたそうです。日本では、大阪府内の患者からタミフルが効かない耐性ウイルスが検出されました。

タミフル耐性ウイルスは、季節性インフルエンザからも見つかっています。今回のようにタミフルを投与された患者の体内で遺伝子が変する場合と、自然に変異して発生する場合があるようです。

タミフル投与患者の体内で変異した耐性ウイルスは、新型インフルエンザと同じA型ウイルスだと数日で消失してしまい、自然発生した耐性ウイルスの方は、人から人に感染する能力がありそうです。

耐性ウイルスは、探せばいくらで見つかるもので、騒ぐ必要はないそうです。が、病原性が低いなどといった誤解が多いようです。昨年から今年にかけて流行した通常のAソ連型ウイルスはタミフル耐性遺伝子を持っている上、増殖能力も高いために、体内で新型ウイルスと混ざれば、より強力なウイルスが出現する可能性があり警戒が必要だそうです。

通常の季節性インフルエンザと違う点
  1. 重症化するとウイルスが肺の中で増殖し、強毒性の鳥インフルエンザとよく似た症状になる
  2. 基礎疾患がなくても重症化するケースがある
  3. 特に高齢者や妊婦、肥満の人はリスクが高い

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更新日:2018/06/07