なすの辛子漬け(からしづけ)
なすの辛子漬けの作り方を教えてもらいました。なすがたくさんとれた時には、保存がきくので便利です。
田舎で義父が立派な長なす楽天 を作ってくれて、今までは食べきれないので近所におすそわけなどしていました。
なすの辛子漬けは保存が効くし、珍しいので作ってみました。なすは卵巣がんを抑える作用が顕著だとききます。高血圧や血栓症予防にも効果があります。
なすの辛子漬けの作り方
- なすの辛子漬けの材料
- なす1Kg、水1L(リットル)、塩150g、あれば古釘5本、味噌大さじ2杯、薄口しょうゆ50cc、みりん50cc、砂糖150g、辛子20g
- なすの辛子漬けの作り方
1.水1L(リットル)に塩150gと古釘5本ほどを入れて沸騰させ、冷まします。
2.なす1Kgを1口大に切り、1.の中へ漬け、重石をして浮くのを防ぎます。
3.翌朝、なすをよくよく絞ります。
4.中味噌を大さじ2杯、薄口しょうゆを50cc、みりんを50cc、砂糖を150g、辛子を20gをよく混ぜた後に、3.のなすを入れてよく混ぜます。
5.清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で保存し、早めに食べます。
用事があって、一晩ではなく長く漬けていたら塩分を吸い過ぎたのか、塩が効きすぎました。一度少なめに作って、自分なりの好みの塩加減にした方がよいようですね。
古釘の代わりに焼きみょうばんを使うと書いてある作り方が多いですが、焼きみょうばんは、硫酸アルミニウムカリウムであり、アルミを含んでいます。
アルミは、老人性痴呆、アルツハイマーとの関連があるというような研究も発表されているので、なるべく使わない方が良いと思います。
なすのビール漬け
材料 | 作り方 |
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なす 2kg ビール 350ml 砂糖 500g 塩 200g |
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なす(ナス)の効能
ナスにはビタミンC、ビタミンPが多く含まれているから、血管をしなやかにし高血圧、血栓症の予防改善に役立ちます。
なすの中のナスニンがコレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぎます。 「なすは性が寒冷で多食すれば腹痛、下痢し、婦人は子宮を傷める」と「本草綱目」に書いてあるそうです。
冷え性や低血圧の人は、ナスを食べる時は塩や味噌を加えた料理にして食べると良いようです。まさに、なすの辛子漬けがこれにぴったりですね。
焼きなすをおろしショウガで食べたり、漬物に刻みショウガが添えられるのも体を温めるための知恵です。「食べ物事典」石原結實著から抜粋
なす(ナス)のガン抑制効果
なす(ナス)は、ウイルス性のイボの治療に有効。卵巣がんを抑える作用が顕著だとか。
1998年の日本癌学会で名古屋大学医学部と愛知学院大学歯学部のグループの実験結果の研究発表だそうです。
東京大学医科学研究所外科の佐丸義夫先生が野菜82種をテストし、ガン細胞を抑制することを裏付けました。その中にはナスもあり、なすのヘタの部分はガン抑制率74.8%、なすの皮は73.7%、なすの実は59.2%でした。
なすの料理には、「なすの煮びたし」「焼きなす」「なすの漬物」「なすの天ぷら」などありますが、なすの炒め物は食欲不振の方にはうってつけです。ナスが油を吸って、油のしつこさを取り除くので食べ易く、他の野菜のベータ・カロチンの吸収を10倍にも高めてくれるそうです。
「ガンにならない人の法則」 松井宏夫(医学ジャーナリスト)から抜粋
なす・ナス・茄子とは

ナス科の1年草。熱帯では多年生となります。 |
草丈は50~60センチで晩生のものは1メートル以上にも。 |
果実の形は、球(丸なす)、扁球、卵、太長、細長(長なす) |
果実の重さは、50~500グラム |
果皮の色は、紫黒、緑、白、縞模様など。 |
インド原産で、日本には1200年以前に渡来 |
暑さに強く乾燥しなければ、盛夏でもよく発育し実もなります。 寒さに弱く、約20度以上の温度がないと発育しない。 |
5月~9月が最盛期 |
料理は素揚げ、煮物にした茶せんナス、肉をはさんだはさみ揚げ はさみ焼き、塩漬け、味噌漬け、ぬか味噌漬け、芥子漬け、麹漬け 柴漬けなど多々あります。 |
ナスの色は、アントシアン色素のナスニンとヒアシン |
「親の意見とナスビの花は、千にひとつもあだもない」
なすに花が咲けば、必ず実を結び無駄がないという意味です。
「秋茄子は嫁に食わすな」
大事な嫁に食べさせると身体が冷えるからという意味と、おいしい秋茄子を嫁には食べさせないという意地悪な意味と二通りの解釈がされています。
ナスを育てるときのコツ
秋ナスはおいしいですが、秋に収穫するには夏を乗り切り秋まで元気に育てることが必要です。
夏には樹が弱ったり、ハダニが発生したりし、日照りで土が乾燥したりします。夏の管理が、秋ナスの収穫を握っています。
ナスの根元にニラを植えると、ナス病気の予防になるそうです。ニラの根には、ナスの根につく土壌病原菌の忌避する菌がついています。
ナスは、動脈硬化や虚血性心疾患の予防にも
*ナスには独特の渋みがあり、この渋みがポリフェノールやクロロゲン酸などの抗がん成分だそうです。ポリフェノールやクロロゲン酸などの抗がん成分は、活性酸素を抑制することから動脈硬化や虚血性心疾患の予防になるようです。
*ナスの色素はアントシアン系のナスニンとピアシンによって保たれています。これらは水溶性なので生のまま煮ると溶け出して美しい色を失います。油で炒めたり揚げたりする調理で最高の風味を味わえると言います。
「野菜が力になる食べ方」 農学博士宮尾興平著 青春出版社 1100円+税 から
きゅうり・セロリ・菜の花の辛子漬け
きゅうりの辛子漬け | セロリの辛子漬け | 菜の花の辛子漬け |
きゅうり5本 さとうー大さじ1 塩ー大さじ1 粉からしー大さじ2 焼酎ーおおさじ2 |
セロリ大2本(約300g) すりごま少々 練り辛子ー小さじ1強 塩ー小さじ1/3強 酢ー小さじ1 ごま油ー小さじ1+1/2 |
菜の花1/2束 だし汁ー1/2カップ 練り辛子ー少々 塩ー小さじ1/2 薄口しょうゆー小さじ1/2 みりんー小さじ1/2 |