ひな祭りの料理
ひな祭りは雛人形を飾るなどの、女の子の健やかな成長を願って行われる行事です。桃の花や菱餅、ひなあられを飾り、白酒、ちらし寿司にハマグリのお吸い物などをいただいてお祝いします。
ひな料理は、ちらし寿司にハマグリのお吸い物の定番料理から、最近では洋風の料理も人気だそうです。
坂本廣子さんの「ひな料理」
年中行事は、子どもが料理に関心を持つよい機会なので、お手伝いではなく子どもにまかせるつもりでと、坂本廣子さんは言われています。
桃の花ずし
黒豆の煮汁を使って、すし飯楽天 を淡いピンク色に仕上げる一品です。
- 材料・4人分
- 米3カップ(480g)、乾燥黒豆70g、卵2個、キヌサヤ12枚、無頭エビ12匹
- 米を洗い30分以上吸水させます。
- 黒豆は耐熱皿に入れ、ラップをせずに電子レンジ・600wではじけるまで3分加熱します。小鍋に入れ、水600ccで10分ほど中火で煮ます。蒸発した分の水を足して煮汁を600ccにし、炊飯器に米とともに入れ、塩小さじ1杯を加えて軽く混ぜます。黒豆を米の上にのせて炊きます。
- 酢、砂糖を各大さじ6杯で合わせ酢を作り、ボウルなどに移した豆ご飯にかけ、しゃもじで混ぜあわせます。「酢と反応し色が鮮やかに変わり、子どもが喜ぶ場面です」
- 卵を割、砂糖小さじ1杯、塩2つまみ入れ、菜ばしでよくかき混ぜます。フライパンに油小さじ1/2杯をひき、いり卵を作る。皿に取り出し、フォークで押して細かくします。
- キヌサヤは筋を取り、沸騰した湯でさっとゆで、斜めに半分に切ります。
- 無頭エビは殻付きのまま鍋に入れ、サケ、水を各大さじ1杯加え、蓋をして色が変わるまで弱火で蒸し煮します。
- 盛り付けは、白いお皿に豆入り桃色すし飯を丸く盛り、上に炒り卵、その上にキヌサヤ、その上にエビを乗せます。春らしい、かわいい色合いになります。
イカとワケギのぬた
ワケギのツンとくるにおいが邪気を払うと、ぬたにしてひな祭りに食べる地域が関西では多いそうです。
- 材料・4人分
- ワケギ150g、生イカ50g
- ワケギは根を落とし、長さ5cmに切ります。鍋にワケギと水大さじ2杯を入れ、水がなくなるまで炒り煮をします。
- 生イカは細切りにして、熱湯にさっとつけて取り出します。
- 白味噌30gと砂糖大さじ1杯、酢大さじ1と1/2杯を合わせ、ワケギとぬたを混ぜてあえます。白みそがない場合には、手持ちのみそを半量にして使ってもよいそうです。
イチゴもち
デザートにイチゴもち、子どもが喜びます。ぎゅうひ・求肥は電子レンジで作ります。
- 材料・(イチゴもち10個分)
- 白玉粉60g、砂糖55g、片栗粉適量、イチゴ10個
- 耐熱ボウルに白玉粉を入れ、水100ccを注いで木じゃくしで混ぜます。滑らかになったら砂糖を入れてさらに混ぜます。
- ボウルにラップを軽くかけ、電子レンジ・600wに2分かけます。よく混ぜてもう2分。さらに混ぜて2分加熱します。全体が透明でプルプルになったら出来上がりです。
- 片栗粉を敷いた容器に入れ、上からも片栗粉をまぶします。
- ぎゅうひ・求肥を適量ちぎって平らにし、ヘタを取ったイチゴを載せて包ま込みます。(あん、バナナ、キウィなどを入れても楽しいです)
洋風ひな寿司
- カレー風味のサラダ寿司です。NHKのあさイチで紹介していました。
- 材料
- 米2カップ、プロセスチーズ50g、キューリ2本、ウインナーソーセージ100g、飾り用のハムとスライスチーズを少々、ミニトマト
- ご飯を炊きます。
- キューリは輪切りにした後に塩をまぶして、砂糖、酢を少々かけ水分を絞ります。
- ウインナーソーセージは、ゆでてから5mmの輪切りにします。
- プロセスチーズは、5mm角に切ります。
- 飾り用のハムとスライスチーズを花の抜き型などで抜きます。残りはすし飯に刻んでいれてもよいです。
- カレー味のすし酢は、酢大さじ3杯、砂糖大さじ1杯、塩小さじ1弱、カレー粉小さじ1、オリーブ油少々をよく混ぜています。
- 炊き上がったご飯に、カレー味のすし酢を混ぜます。そして、具のキューリ、チーズ、ウインナーを混ぜます。
- 盛り付けは、牛乳パックの真ん中あたりを高さ4cmに切ります。角を少し押して菱形にします。お皿の上に菱形の牛乳パックを置いて、すし飯を入れます。ラップを上に載せて、手で押してすし飯を詰めます。菱形を取って飾り用の花形のハムとスライスチーズを上に飾ります。ミニトマトを半分にした、切り口をギザギザにしてお花に見立てたものを飾ると華やかになります。
菜の花とあさりのスープ
- 材料
- 菜の花1/2わ、あさり200g、生麩または麸を適宜
- 菜の花は塩ゆでして、切っておきます。
- オリーブ油を少々とニンニク1かけ入れ、良い香りがしたら、水カップ3杯入れます。コンソメスープの素小さじ2杯入れます。
- 沸騰したら、よく水洗いしたあさりを入れます。あくが出たら取ります。
- あさりが煮えたら、菜の花と、5mmの厚みに切った生麩を入れます。
簡単ちらしずし
- 材料・4人分
- 米3合、昆布10cm角1枚、合わせず(酢80ml、砂糖大さじ3、塩小さじ2)具(焼きあなご1尾、エビ6尾、卵2個、大葉青じそ4枚、きゅうり1本、ちりめんじゃこ40g、白ごま大さじ2、刻みノリ少々、塩少々)
- すし飯を作ります。飯切りは、水でしめらせ、余分な水は拭き取ります。
- 米は洗って炊飯器に入れ、水加減をして乾いた布巾で汚れを落とした昆布とともに約30分間つけます。30分後に昆布を引き上げ炊きます。
- ご飯が炊き上がったら、軽く混ぜててから、飯切りに移します。
- 合わせ酢を木杓子に受けながら、全体に回しかけ切るように混ぜます。
- うちわであおぎながら冷まし、ツヤを出します。(すし飯が冷めないうちに具を混ぜるという作り方もあります。よく味がなじむそうです)
- ちらし寿司を作ります。焼きあなごは、サッと焼いて1cm幅に切ります。
- エビは背わたを取り、茹でて殻をむき半分にそぎます。
- 卵に塩を加えて薄焼き卵にしせん切りにします。
- 大葉青じそはせん切りにし、水にさらした後に水気を切っておきます。
- きゅうりは縦に4つ割にして小口切りにし、塩をふりしんなりさせた後水を切ります。
- 白ごまは炒め、刻んで切りゴマにします。
- すし飯に、焼きあなごの半量、きゅうり、白ごま、ちりめんじゃこを混ぜます。器に盛り、刻みノリ、錦糸卵を乗せ焼きあなご、エビ、青じそを飾ります。
はまぐり(蛤)のお吸い物
- 材料・4人分
- はまぐり8個、昆布1枚(10cm角)、水4c(800ml)、塩小さじ1/4杯、しょうゆ小さじ1/2杯、ゆず皮、三つ葉少々
- 作り方
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- はまぐりの砂抜きをします。水2c(400ml)に塩さじ2杯をよく混ぜた中へ蛤を入れます。フタをして暗くすると良いです。30分は漬けておきます。
- コブ、水、はまぐりを鍋に入れて、中火にかけます。はまぐりが開いたら、取り出します。汁は、ペーパータオルを敷いたザルで漉し、鍋に戻して塩としょうゆで味付けします。
- ゆずの皮を千切り、三つ葉を3~4cmに切り、飾ります。