スイレン(睡蓮)
夏の暑い日に甕に浮かんだ涼やかな花、スイレン(睡蓮)は、見る人の心に清涼感と安らぎを与えてくれます。また、そんな甕の水の中でメダカが、チョロチョロ泳いでいるとかわいくもあり、スイレン(睡蓮)の静とメダカの動がとてもよいコンビで見る者を慰め、癒してくれます。
家に植えている睡蓮は、ヒメスイレンです。ヒメスイレンは、小さくて場所を取らず寒さにも強く、他の睡蓮に比べると一番育てやすいそうです。
白のヒメスイレン 2009
2009年春に白、ピンク、赤の睡蓮の苗をもらったので、もう一つの甕に植え付けました。
そのうちの白色の睡蓮が、7月13日に二つ咲いているのを見つけました。「あー、咲いてくれたんだあ」と、嬉しかったです。
日曜日にしか田舎へ行かないので、ひょっとすると知らないうちに、他の花も咲いていたかもしれません。
7月上旬には、あまりに甕の水が減っていたので、バケツに井戸水を3杯くんで淵からそっといれて水量を増やしました。その後は、雨の日が続いていて甕の9分辺りまで水が増えて来ました。 睡蓮楽天 は必死で葉っぱも花芽も水面に出そうと努力したのでしょうね。「大変だったね」
![]() |
![]() |
白いヒメスイレン、清々しい花です。左の花の中心に虫が来ていました。蜜や花粉を集めに来ていたのでしょうか。ピンクの花も咲きそうでした。今年見られると嬉しいのですが。甕の中のメダカ達も元気にしていました。
ちょっと葉が茂りすぎて、水中まで日が当たらないので、余分な葉っぱや枯れた葉や花などを取らないといけませんね。2009.7.13
赤の睡蓮(ヒメスイレン)

これは、知人の家の睡蓮です。これが、赤なのかピンクなのか聞き忘れました。
貰った株からもこんなかわいい睡蓮が咲けばいいのですが、姿を見せてくれるでしょうか。2009.7.26
黄色のヒメスイレン(睡蓮)2007

今年の猛暑にも負けず、我が家のスイレン(睡蓮)が、直径5センチあまりのかわいい花を咲かせてくれました。「ヒメスイレン」のようです。
田舎のご近所の方が、赤、黄、ピンク、白の睡蓮を育てておられます。
真夏に咲く涼やかな睡蓮は、人の心に涼風を運び、水の中のメダカも目を凝らしてみると、元気に泳いでいてその姿は愛らしいです。
「一株あげようか」と言われていましたが、面倒も見ずに枯らしてしまっては、申し訳ないと思いことわっていました。
それから1年後ぐらいに「手間もかからず簡単だから」と、持って来てくださいました。
教えてもらったとおりに、甕に植えつけました。
ヒメスイレン(睡蓮)の植え方、育て方

4、5月ごろに睡蓮の苗を植えました。甕は、下から30センチぐらいを土に埋め込みました。
甕の中には、素焼きの鉢を入れて(甕より一回り小さい)土を20~30センチは入れたでしょう。肥料(骨粉)も少し混ぜておきました。そこに、もらったスイレン(睡蓮)の苗を植えました。
その上から水をそっと入れ、甕の8割がた入れました。スイレンの丈の長さも考える必要があります。
そして、蚊の発生をふせぐためにメダカを入れました。メダカがボウフラを食べてくれるのです。
何色の花が咲くか、楽しみにしていました。とてもかわいい「黄色」でした。
結局、何色でも我が家のスイレンに勝る物なしって感じになってくるから不思議です。
カエル(蛙)が、メダカを食べるのか、猫が来て食べるのか、メダカが減っているということで、薄い網の布(写真の左側に見える)を掛けて、回りを紐で結ぶことにしました。
それ以来、メダカは安全に過ごしています。水が減ると、バケツに汲んできて足してやります。冬期にあまり寒くなると甕が割れるといけないので、その時は甕全体をダンボール紙で覆ったりして防寒対策をしています。2007.9
ヒメスイレンの育て方のワンポイント
植え付けの時期 | 4月から5月ごろ、生育の適温は18℃~25℃、耐寒温度は15℃です。 |
土 | 植える土は、粘土質のものが適しています。ホームセンターなどでは、スイレン用の土も販売されています。 |
肥料 | 植える時の元肥は骨粉がよいです。 化成肥料は水が汚れるのでよくないです。 |
日当たり | 睡蓮の根元まで日光が当たるように日当たりの良い場所に置きます、そうすると花つきがよいそうです。 |
手入れ | 枯れた葉、余分な葉は取り除きます。 夏場は枯れた葉や花が腐り易いのでこまめに取り除きます。 水が減ったら足します。 水が濁ったら、水の入れ替えをするとよいです。 葉っぱにアブラムシがつくことがありますが、メダカなどにも優しい薬を使います。 |
植え替え | 毎年、4月~5月頃、直径18センチ位の鉢に1鉢に1株を浅く植えます。 |
株分け | 3年に1回株分けをするとよいようです。 |
睡蓮と緋メダカ

この甕の上の方に3匹メダカがいますが、緋メダカです。ちょっと金色っぽく見えます。
家では、2つの甕にヒメスイレンを植えています。一方の甕には、普通のメダカが泳いでいます。しかし、人の気配がするとすぐにスイレンの葉陰に隠れてしまいます。
なかなか、うまく撮影できません。予測してシャッターをパシパシと切りました。水が濁っているので、緋メダカの方が、華やかでいいですね。
餌はやらなくても元気でいます。このところ雨が多いので、水も増やさなくてもよいようです。今年も綺麗なヒメスイレンが見られますように。
たまには、メダカの餌をあげるといいです。2010.05
スイレン(睡蓮)について
スイレン科の多年生水生植物です。
日本には、スイレンの一種の「ヒツジグサ」が自生していて、花が夕方になると閉じることから「睡蓮」という文字が当てられ、呼ばれることとなったようです。
スイレンは、温帯、熱帯に分布し約50種あり、花茎30センチのものもあります。昼咲きと夜咲きがあり、2、3日開閉を繰り返します。
耐寒性と不耐寒性があり、耐寒性スイレンは、ふつう昼咲きです。葉茎も花茎も5センチぐらいの小型なヒメスイレンもあります。
睡蓮鉢とスイレン苗
ホームセンターでもスイレン苗や睡蓮鉢を売っています。
睡蓮鉢は、
1,780円(30cm×高さ13cm)
2,680円(40cm×高さ18cm)
3,580円(50cm×高さ21cm)
スイレン苗は、798円 12cmポット入りです。