夏の花
夏の花の代表は、ひまわりですね。太陽のように丸くて色合いも太陽のイメージにぴったりです。庭に植えられた姫ひまわりもかわいいし、休耕田などに一面に植えられたものは壮大で美しさにも力強さが感じられます。
こどもの頃には、夏の花は、ダリアとカンナでした。ダリアは、花びらが多くて華やかな感じでした。カンナは瑞々しくて曲線美が美しく、柔らかな感じが好きでした。
最近は、輸入品もたくさん出てきて、知らない花がいっぱいあります。知らない花の方が多いでしょう。気に入った花を載せていきたいと思います。
アジサイ(紫陽花)

6月と言えばアジサイの季節ですね。梅雨に入りジメジメとした日々が続き嫌になりますが、紫陽花の花を見ると癒されます。
「 あじさい楽天 」と言っても、驚くほどいろんな種類があります。それぞれに美しいと思います。昔からある手まり型のあじさい、この写真のようなガクアジサイやカシワバアジサイのような円錐形の物もあります。
色は、白系、ピンク系、青系、紫系が多いように思います。また、白から青そしてピンクへと一つの花が変化する物もあります。梅雨の時期には、散歩をしながらアジサイの種類を調べると面白いと思います。
アジサイの危機、葉化病(ようかびょう)
緑色のアジサイを見たことはありませんか。初めから緑色の品種もあるそうですが、これは除外します。緑色は珍しく爽やかなので、今人気だそうです。が、もしも葉化病であるならば、早期の処理をしないと大変です。
元々他の色、例えば青いアジサイが、濃い緑色の花を咲かせるようになると危険だそうです。細菌より小さいファイトプラズマに感染し、葉化病(ようかびょう)になっているのだそうです。
このファイトプラズマは、植物に寄生し、緑化させます。感染力が強く、虫が媒介したり、枝が触れ合うことや緑化した枝を切ったハサミなどでもうつります。
葉化病(ようかびょう)は、始めは緑色のシミのような物が花に表れます。その内にだんだんと全体が緑色になるそうです。治す方法はなく、株を焼き捨てることです。葉化病をそのままにしておくと、2~3年で衰弱して枯死します。他の株への感染が怖いのです。
アジサイの終わりの時期になると淡い緑色になることがあります。また、白いアジサイのアナベルなども終わりの時期には淡い緑色になります。これは、正常です。
- 葉化病(ようかびょう)の特徴
- 花が光沢のある濃い緑色になる、ガクが正常の物に比べて厚みが出てくる、ガクや花びらの大きさが不揃いになる、花びらの枚数が増える、などの特徴があります。
イソトマ・2009年度

「イソトマ」という花の苗を今年初めて植えました。ブルーの花が、夏に涼しそうでいいかなと思い植えました。今、小さな5弁の星形の花がたくさんついて涼しげです。想像していたのは、もう少し濃い色でした。イソトマは次から次へと咲いて楽しませてくれています。
イソトマは、原産地はオーストラリアで「南半球の涙」と呼ばれているようです。キキョウ科で、そう言えばキキョウの色とそっくりですね。5月から9月頃まで咲き、鉢植え、ブランター、コンテナ栽培に適しています。
イソトマ・2010年度

昨年に落ちた種から発芽した物を大切に大きくしました。ところが、色が何だか白っぽくなってしまいました。土に栄養がないのか、土のアルカリ度が高いのか、よくわかりません。白やピンクも混じって、去年よりは華やかですが、花自体の大きさも少し小さめです。
今年は気温35度を超す猛暑が続いています。西日のよく当たる場所に置いているし、なかなか面倒もみれなくて、こんなことになっているのかもしれません。植物は何も言わず、ただ懸命に咲いてくれています。ただ、今年も花を見せてくれて感謝するのみですね。2010.8.6
イソトマの育て方
育て方のポイントは、日当たりと水はけのよい乾燥気味の場所がよいそうです。夏の暑さに強いのですが、加湿に弱いので水やりには注意が必要です。冬の寒さには弱いようです。
ネットで調べると、花が終わったら切り戻し、二まわりほど大きい鉢に植え替えると、1ヶ月ほど経ったら再び花が咲き始めるとか、そして、切り戻した茎は挿し木に出来るそうです。じょうずに増やせたら花いっぱいになっていいですね。
イソトマは多年草だけれど2年目には花つきが悪くなるので、春まき1年草として扱うようです。葉や茎から出る白い液は、毒がありかぶれるので注意が必要です。種まきは3月~4月が適しています。
イソトマに水をやりすぎないようにして、この暑い夏の間、イソトマに清涼感をもらいたいです。2009.7.1
2010年6月11日、昨年植えたイソトマの種が自然に発芽し、小さなブルーの花を咲かせています。高さ約5センチ前後の物が多く、まだひ弱な感じですが、これから肥料をあげてせっせと面倒をみたいと思います。
丈夫なイソトマは、この夏もながーく楽しませてくれそうです。
ブルースター

左の写真の花は「ブルースター」という名前です。直径約2ランチの小さなかわいらしい花です。葉っぱはビロードのような感触で、ちいさな羽毛が生えています。つぼみは紫っぽいピンクがかった色です。花の外の方はしろっぽく中心へいくほどブルーが濃くなっています。まるで、水彩絵の具で一枚ずつ手描きしたような感じに見えます。
ご近所の花好きの方にいただきました。もう一枝に3つくらいの花とつぼみがついていただけでしたが、惜しげもなく大きい枝の方をくださいました。だから、近所の方が枝にはさみを入れる正にその時、私は「アーッ」と、すっとんきょうな大声をあげたのでした。もったいなくて。
珍しい花は、枝もなかなか大きくならないし花も少ないですね。ほんとうに貴重な花をありがとうございました。2008.10.10
夕顔

左の写真の花は、我が家に植えている「夕顔」です。苗から植えましたが、今年の真夏の暑さとお盆に世話をしなかったので少し枯れかけました。
もうだめかと思いつつも、せっせと水遣りなどしていましたら、見事に復活して大輪を咲かせてくれています。曇りの日の朝7時30分に撮影しました。 2008.10.10
夕顔の育て方
私は夕顔の苗を買って植えました。種を植える場合は、葉桜の頃がよいようです。夕顔の種の発芽温度が20~25度だからです。
夕顔の種皮が固いので、ヤスリなどで種の背を軽く傷つけてから、半日程度水につけ、種をふやかした後にまきます。
ポットに2~3粒を深さ1cmの所に埋めます。水はたっぷりとやり、10日間ほど水をやり続けると芽が出てきます。
日当たりと水はけの良い所へ堆肥や化成肥料を入れて移植します。
岡山では、種は4月中旬~6月中旬頃にまき、花は7月~10月中旬頃まで楽しめます。垣根や日よけとして朝顔と夕顔を混ぜて植えると、朝晩花が楽しめるそうです。ピンクと白、水色と白などの組み合わせも楽しめますね。優雅な垣根や日よけになりそうですね。ステキ。
朝顔・ピンク系
花好きの知人の畑に、かわいい朝顔の花が咲いていました。朝顔といえば、青、ピンクなどを思い出します。最近はいろんな色の朝顔があるようです。この朝顔は、少女のようにかわいい姿をしていますね。
最近は、エコのための「緑のカーテン」として、アサガオやゴーヤ、フーセンカズラなどのつる性の植物を窓際に植えることが流行っています。私も二十年以上前に窓際にたくさんのアサガオを植えて、優雅な夏を過ごしたこともありました。家の中から花見ができて最高でした。東の窓に植えたので室内も涼しかったです。
ゴーヤだと実がなるので、食べる楽しみもあります。アサガオほど華やかではないですが。またまた、アサガオを緑のカーテンとして育ててみたくなりました。2009.8.24
朝顔・ブルー系

青い朝顔を見つけました。もう9月の中旬で、今年も朝顔は終わりに近づきました。家庭の庭などでいろんな朝顔を楽しませてもらいました。
近年は「緑のカーテン」として壁や窓際に植えて日差しを避け室温を下げることで、クーラーなどの温度を下げなくてもよくなり、朝顔は省エネにつながるということで好評です。2009.9.23
蓮の花
これまた、花好きの知人が育てている蓮の花です。美しいピンク色です。引きつけられて思わず写真を撮りました。透き通るような透明感を感じました。
蓮の花と言えば、「大賀ハス」が有名です。そして、大賀博士は岡山県出身ということで、岡山の誇りです。「大賀ハス」は、理学博士の大賀一郎が、1951年に千葉で発掘された2000年前(弥生時代後期)のハスの実を発芽させました。うつくしいピンクの花だそうです。たぶん、この写真の花に似ていると思います。
仏教では、極楽浄土にはこの蓮の花が咲いていているそうです。こんな美しい花が咲いて魂を慰めてくれるのでしょうか。現世でも、この花は十分に心を癒してくれますね。2009.8.24