岡山県の神社

岡山県内の有名な神社について、NHKが取材していました。岡山県人なのにその神社について詳しく知らなかったので、とても興味深かったです。

古くから信仰を集めているこれらの神社について記しておきたいと思います。そして、近くへ行ったときには、ぜひとも立ち寄りたいと思います。 

軽部神社(かるべじんじゃ)・おっぱい神社

岡山県の総社市(そうじゃし)にある軽部神社(かるべじんじゃ)は、安産、子育ての御利益があるようです。軽部神社は、JR清音駅の南南東で、戌亥山のふもとにあります。

軽部神社には、江戸時代に立派なしだれ桜が植えてありました。しだれ桜は、垂乳根の桜と呼ばれ、桜がお乳を与えているような姿からそう呼ばれていたそうです。惜しくも70年ほど前に枯れたそうです。

今でも樹齢400年の切り株が残っています。ここでは、布と綿で作ったおっぱいを貼り付けた絵馬を奉納します。

「元気な赤ちゃんが生まれ、丈夫に育ちますように」「母乳がいっぱい出ますように」「乳がんが再発しませんように」と祈って飾られています。

一昨年、総社吉備路商工会が2本のしだれ桜を植えました。現代のたらちねの桜になるようにと願いを込めて育てています。

総社市教育委員会によると、1334年軽部神社は、戌亥山の頂に社殿が建てられたそうです。しかし、1678年山陽道を参勤交代で通る大名を見下ろすことになるとして、氏子らが協議して現在地に移したそうです。

境内にあった「たらちねの桜」は、児島虎次郎が屏風絵に描き、大原美術館で展示されたこともあったようです。

軽部神社(かるべじんじゃ)
1678年の建立です。駐車場はありません。所在地は総社市(そうじゃし)清音(きよね)軽部(かるべ)交通・アクセスは、清音駅からタクシー3分、徒歩10分です。絵馬作成の材料は、吉備路もてなしの館(総社市宿・国分寺の南側)で販売されていて、1セット2000円です。

足王神社(あしおうじんじゃ)・足の神様

岡山県赤磐市にある足王神社楽天 は、江戸時代から足腰に不安のある人の厚い信仰を得て来ました。

足が痛いお年寄りの人達がたくさんお参りされています。また、けがをしたスポーツ選手にも人気があるようです。早く回復して、好きなスポーツにうちこんでいただきたいものですね。

足王神社(あしおうじんじゃ)
岡山藩政時代の和田村の梶浦勘助という人が、自宅に足名椎命と手名椎命を祭っていました。御利益が著しく、この二神を霊地に移し、一般公開することにしました。
所在地は赤磐市(あかいわし)和田519です。交通・アクセスは、山陽ICより北西へ約12分、またはJR山陽本線の瀬戸駅を下車し、タクシーで15分の所です。

道通神社(どうつうじんじゃ)・導きの神様

岡山県笠岡市にある道通神社は、蛇の神様をまつってあります。巳さま(みーさま)と呼ばれ、みーさまを通じて神様のお導きをいただくそうです。

そこで、みーさまのために、「生たまご」をお供えします。商売上の悩みごとなどを相談される方もいるそうです。

長い人生の中には、お導きをいただきたいことも多々あると思います。お祈りをしながら静かに自分を見つめることで、良い考えが浮かぶのかもしれませんね。

道通神社(どうつうじんじゃ)
猿田彦命・応神天皇を祀り、交通安全・開運授福・諸願成就の神社として多くの信者を持っています。特に猿田彦命について西日本一由緒深い神社として遠くからの参拝も多いそうです。
元は、毛利元就の家臣陶晴賢が笠岡城主であった1560年頃に、笠岡道通谷(現富岡地区)に建立されましたが、後に信仰の島であった横島に移して祀られました。
「道通様」は首の回りに黄白色の輪のある“トウビョウ”と呼ばれる小さなヘビで、人に憑いたり、祟ったりするものとして恐れられ、これを鎮めるため祀られています。
腹痛、神経痛に効き、金運に恵まれるそうです。受験祈願の参拝者も多くいます。
所在地は笠岡市横島1389です。

消渇神社(しょうかつじんじゃ)・おねしょが治る

岡山県井原市の消渇神社は、おねしょが治る神社として有名だそうです。

おねしょが治ったという親子がお礼参りに来ていました。「絶対に効く」と信じれば、心理的にも効きそうですね。

消渇神社(しょうかつじんじゃ)
消渇神社の主神である一豊姫は、戦国時代末の備中国後月郡(現在の岡山県井原市高屋町)で活躍した豪族・藤井能登守皓玄の姫でした。
姫は日頃身体病弱で、年壮にして激甚な消渇(婦人病)に悩まされていました。死に臨んで「私は今消渇で死ぬが、叶えられるなら霊神となって私と同じ様な種々な病に悩む婦人を守護しよう。どうかこの地に神と祀ってもらいたい。」と言い残しました。人々はこれを消渇様としてあがめ祀りました。
所在地は岡山県井原市高屋町3713です。アクセスは、車では山陽自動車道笠岡ICより北へ50分です。電車では井原鉄道・井原線子守唄の里高屋駅よりタクシーで30分で、駐車場は普通車約10台です。

中和神社(ちゅうかじんじゃ)・旅の道中安全

岡山県真庭市、蒜山高原にある中和神社(ちゅうかじんじゃ)は、旅の道中安全を守る神様です。

日本の宇宙開発を救った神様とも言われています。小惑星探査機「はやぶさ」担当チームの責任者は、地球に帰還できない危機に際し、重要部品と同じ文字を冠した中和(ちゅうか)神社を参拝し、お札をはやぶさの管制室(神奈川県相模原市)にまつって成功を祈願しました。

中和器(ちゅうわき)という部品がちゃんと動きますように、という願いを込めて、お祈りされたようです。そして、奇跡の帰還を果たしました。

中和神社は、中和(ちゅうか)小学校に広い境内を貸しています。中和神社は、交通安全・安全祈願がよく行われます。この町では、26年間無事故・無違反という記録が続いています。

この地域では、神様に捧げる食べ物として、「シイラのこけら寿司」が作られます。「シイラのこけら寿司」とは、すし飯にシイラ(現在では塩鯖)の酢魚を乗せ熊笹の葉で包んだものです。

中和神社(ちゅうかじんじゃ)
本殿中央に奉斎されている久那止神の、内宝殿には1760年3月備前国国府湊より久世まで水上にて運んだことが墨書されているそうです。古くから「くるまどさん」の愛称で親しまれ、牛馬の守護神として崇敬され、山陰方面からの講参りが連綿として今日まで続いています。
棟札によれば現在の本殿は明治4年の建築だそうです。古来より牛馬守護の神としてはもとより、魔除け、厄除け、道中安全の神として信仰されています。
所在地は、真庭市蒜山下和1946です。アクセスは、湯原温泉から国道313号、国道482号を経由し北へ約17kmで中和小学校脇にあります。

田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)

岡山県備前市にある田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)は、備前焼の小さな牛を奉納することで有名です。

まず、お参りする時に「牛の備前焼」を買ってお祈りし、魂を入れてもらいます。その牛を持って帰ります。願いが叶ったら、その牛ともう一頭を買って、計2頭をお供えします。

備前焼の牛は1頭1000円からあるようです。牛は一家繁栄の印です。昔は、本当の牛を連れて参拝していたそうです。

田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)で備前焼の牛を焼いておられるのは、青木さんです。11年前からこの仕事を継いでおられます。54歳で大手商社を辞めてこの道に入られました。

額に宝珠をつけた神の牛を3日で約50個作られています。奥様や娘さんとともに暮らし、「文句を言ったらバチが当たる、恩返しの気持ちで接待しよう」と言われています。

田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)
田倉牛神社は、牛を祀神としています。『牛頭天王』を祀っており、別名『野上牛頭天王宮』とも言われます。ご神体は石で彫刻された牛で、まわりには信仰によって奉納された備前焼の牛馬像が無数に積まれ、その数は十万・二十万ともいわれて、それが神座となっています。
本来は疫病平癒のために建てられたのですが、農耕・豊作祈願、家内安全・交通安全・安産・受験など様々な願いを叶えてもらうべく祈っています。
所在地は岡山県備前市吉永町878です。アクセスは、JR吉永駅から徒歩20分です。自動車では、山陽自動車道・備前ICから国道2号を相生方面に2km走った先から、県道96号を吉永町方面に4.5kmにあります。
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更新日:2018/06/07