荒神様のお祭り

岡山県南西部の荒神様のお祭りです。お祭りを前に、ご近所6軒で奉納する大蛇を作りました。稲藁で上手に作ってあります。ユーモラスな顔が微笑ましいでしょう。

2008年1月26日土曜日、朝8時から集合し、荒神様の社の掃除、供え物の飾りつけをして宮司さんがこられるのを待ちました。

寒いので焚き火にあたったり、世間話をしたりしました。普段はあわただしく過ごしているので近所の人ともゆっくり話しができません。こういう時があると、話をしたり、共同作業もあってより親しく感じられました。

9時30分に宮司さんが来られ、祝詞をあげられました。私たちもお祈りをしました。

10時に神楽太夫が2人こられて、神楽楽天 を奉納されました。

どんどんどどどん、太鼓の音が響きます。歌に合わせてキビキビと踊られます。小さい時からよく見ている「備中神楽」は、懐かしく、特に大黒様の「福のたね」が子どもにとっては一番のお楽しみです。

青い着物の大黒様が、袋菓子を撒きます。

「キャー」「オー」「アー」と、この時ばかりは、恥を捨てて無心に拾います。拾っている人の殆どは坂道にいるので、足元にご用心です。大声も出してストレスを発散したところで終了となりました。

後は、お祭りの無事終了を祝う会があり、みんなでお昼ご飯をごちそうになりました。御酒も出ますが、みんなそこそこで終わり、後は町内会のお話などをしました。

このお祭りは7年ごとと言われていますが、実際は6年目に行なわれます。数え年と満年齢の違いと同じかな、よくわかりません。

田舎でも世代交代の時期を迎え、祭りに出てくる人も、60歳台、50歳台、40歳台の人たちとなりました。みんなの気持ちが一つにならないと、こういう行事も廃れていくと思います。日本独自の誇れる文化を続けていけたらと思っています。2008.5.1

キキョウの花
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更新日:2018/06/07