おさんぽ

たっくん(二歳半)は乗り物が好きなので、バーチャンは家の近くを走っている 新幹線楽天 を見せるため、さんぽに連れて行きます。。まだよく歩けない時は、おんぶして「おさんぽ、おさんぽ、楽しいな」と歌いながら歩いたものです。

しばらくしたら「おさんぼ、おさんぽ、たのしいなー、しようよ」と、誘ってくれました。嬉しかっです。新幹線の歌があったのを思い出し歌ってやります。が、どうも歌詞に自信がありません。

「ビュワーン、ビュワーン走る」が正しいのです。

「新幹線、来るかな」と、たっくんは心待ちにしています。

「来た。来た、どこへ行くんかな」「東へ行くから東京かな」「西へ行くから広島かな」と、適当に答えます。

秋には黄金の稲穂がさんぽ道の周りを取り囲んでいます。稲穂の先をちょんと触り、「これが、ごはんになるよ。いっぱい、いっぱいごはんが食べられる」

バーチャンは両手を広げて稲穂の上で、大きく円を描いて見せます。

「触ってもいい」「ちょっとだけだよ」

空には鳥が群れになって飛んでいます。雲も動いています。川の中には魚もいます。が、川は危ないことを十分教えておかないといけません。

ある日、バーチャンが夕飯作りに忙しく、ジーチャンとさんぽに出ました。帰ってきたジーチャンが言いました。

「『ジーチャン何かしゃべってよ』と、言われたよ」

そう言えば、バーチャンはさんぽの間中何かしゃべっているようです。

さんぽの度に、何か新しい発見があればいいのにと思います。

だって、たっくんの今までの経験はほんの少しだからです。2007.04.17

赤ちゃんのだっこひも

我々が子育てした時代には、赤ちゃんのだっこひもは殆ど使われず、昔ながらのおんぶひも一辺倒でした。赤ちゃんを背中へおんぶして、両手があくので料理をしたり、洗濯をしたりと家事をしたものです。が、ひとつ難点がありました。胸でおんぶひもの帯をクロス(交差)させるため、おっぱいが露骨に見えてしまうのです。家の中ではまだしも、ちょっと外出には、抵抗がありましたね。冬だと赤ちゃんの上からはんてんとか、ママコートを着るので問題はないのですが、夏は困りました。

最近では、このおんぶひもは、見ません。スリングというだっこひもが流行っています。手芸品店でも、「スリング用布」として手づくりできるよう、カットした布と作り方を書いた説明書をパックにして売っています。完成品も売られています。スリングは、胸の前で横抱きの形になります。片方の肩から斜めにかけますから、肩こりに要注意です。肩当のあるもの、太い肩紐のものがよさそうです。

そして、スリングには、合う人と合わない人があるようですから、一度スリングで赤ちゃんをだっこしてみてからでもよさそうです。

両肩で支えるビヨルンというだっこひももあります。これは、大雑把に言えば、リュックを胸に抱いたような形です。赤ちゃんは立て抱きになります。このビヨルン(だっこひも)は、両肩で支えるので安定感はあります。外出時は、パパにもだっこしてもらえそうです。

背中に背負うかご型のものもありますが、これは、首がすわりだいぶ大きくなってからのものです。皇太子さまが、愛子さまをおんぶしておられました時のものです。

他にもいろいろと試して、我が子と自分との両方が相性のいいだっこひもを選んで、親子のふれあいの時間をたくさん持ってくださいね。

ベビーカーは高温、乳児の熱中症に注意

夏の炎天下でのベビーカーの使用には十分な注意が必要。親より路面に近い位置にいる乳児は、親が気づかないうちに脱水症状や熱中症になる危険性がある。

ベビーカーに乗っている乳児は、親より3度高く、外気より6度高い気温にさらされている。また、直射日光を避けるためにタオルなどで前を覆うと、内側に熱がこもってしまうことになる。雨天時の透明のレインカバーにも注意が必要。通気穴や下の隙間があっても熱がこもるので、頻繁にまくって換気が必要になる。

ベビーカーの座席部分は、親が感じる異常にあつい。乳幼児にはたくさんの水分が必要となるが、水分調節がまだうまくできないので、高温から脱水症状になりやすい。

ベビーカーの我が子の様子をこまめに見たり、カバーをしている場合は、頻繁に換気をしたりする必要がある。

ベビーカーの製造業者は、安全を確保しつつ、座席位置をできるだけ高くして路面からの放射熱の影響を軽減する工夫が求められる。レインカバーの通気性の向上も。

市街地の路面の温度が上昇しにくいような、舗道の整備をすすめる必要がある。2007.8.11読売新聞より抜粋

地球温暖化が、思ったより素早い速度でわれわれを襲ってくるのではないかと危惧している。赤ちゃんをほんの少しの間だからと、今気持ち良さそうに寝ているから起こすのがかわいそうと、炎天下の中を車の中に置いていく。車に帰った時には、とんでもない悲劇が。そういうことにならないように、乳幼児からは、目を離さないように、安全に気配りをしてあげて欲しいと思う。  

デザインから見たベビーカー

2007.8.30日の読売新聞に載った、「デザイン季評」生井英考氏(共立女子大学教授・映像史・アメリカ研究 )の意見を要約し紹介します。

街でよく見かけるベビカーは、いかにも軽快で色もクールなものが多い。「ベビーカー」は和製英語、海外では「ベビーバギー」という。

バギーは本来「一頭立て軽装馬車」のこと。この馬車は簡単な構造ながら悪路も器用にこなし、軽快な機動力と速度で人気だった。

そんな馬車の名で呼ばれるベビーバギーは、しずしず進む乳母車とは逆に、都会のジャングルを踏破する俊敏さこそ持ち味というわけだ。

近頃人気なのが、英マクラーレン社の折りたたみ式ベビーカー。戦闘機のコックピット部分を三角形に切り取ったような外見で、赤ちゃんの座席にもレースカーばりの五点式シートベルトがついている。元テストパイロットで航空機器デザイナーの創業者が、孫のために最初のベビーカーを設計した、という製品の由来も"現代の小型高速馬車"にふさわしい。

ママたちは、赤ちゃんを脇に抱いたまま片手で気軽に開閉できる機能性、黒に赤、ライトグレーにオレンジという大人びた色づかい、四歳になるまで使える堅牢さなどを評価しているらしい。

日本のSGマークのついたベビーカーは二歳児用までと決まっている。だが、マクラーレンのほかオランダのクイニー、ドイツのレーマー、イタリアのペグペレーゴといった海外製品はおおむね四歳の誕生日まで使える。

心配なのは、バギーの使い方にかなり手荒なものが多いこと。大きなこどもを乗せたり、閉まりかけた電車のドアにベビーバギーごと突進する若いママを見てヒヤリとした。

安全は道具ではなく人間の配慮から、というのは子育てにも鉄則です。

キキョウの花
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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS

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更新日:2018/06/07